〈BD〉2024年プロチーム入り。吉岡正登に聞くCUETECキューの使用感と魅力、そしてWNT.への思い

 

1989年の創業以来、先進的で

スポーティーなモデルを中心に、

ビギナー向けからプロ仕様まで

様々なキューを製作している

CUETEC』(キューテック)。

 

ワールドキュースターの

S・バンボーニング(アメリカ)や

F・サンチェスルイス(スペイン)が

使っているキューとしても知られています。

 

そのキューテックのプロチームに、

日本人プロプレイヤー、

吉岡正登(JPBA / WNT.)が加わりました。

→ ※4月5日の速報記事はこちら

 

吉岡プロは、2019年JPBAランキング1位、

同年『10ボール世界選手権』3位をはじめ、

日本代表選手として国内外の

トーナメントで活躍。

 

今年はWNT.(ワールドナインボールツアー)の

プロとして、キューテックのキューとともに

さらに多くの海外トーナメントに赴きます。

 

そんな吉岡プロにインタビュー。

キューテックキューの使用感や

プレイヤーとしての2024年の目標などを

お聞きしました。

 

…………

 

 

吉岡正登使用アイテム:

プレーキュー:トゥルーウッドGEN2シリーズ レオパードウッド 合皮。シャフトはシナジー12.5(※11.8も所有)

ブレイクキュー:シナジーブリーチ

ジャンプキュー:シナジープロペル

エクステンション:デュオ

キューケース:プロライン シリーズ (4x8)

グローブ:アクシス

キューテックジャパン公式サイト:https://urbilliard.com/cuetec

 

 

――吉岡プロがキューテックプロチームに入った経緯は?

 

吉岡:キューテックの販売代理店をされているキューテックジャパンからお話をいただき、契約させていただきました。キューは今年1月から使っています。近年ワールドトップ達もキューテックを使う人が増えていて、高性能なキューが多いということは耳にしていましたので、興味はありました。

 

――プレーキューは『トゥルーウッドGEN2』シリーズの『レオパードウッド 合皮グリップ』です。

 

吉岡:「レオパード」という名前の通り、よく見るとヒョウ柄のような木目が入っています。この少し珍しいデザインに惹かれました。そして、今まで僕はウッドグリップのキューを好んで使っていましたが、このトゥルーウッドシリーズの合皮グリップが自分好みのしっとりとした感触だったので、今回は合皮にしました。

 

――シャフトはカーボン製の『シナジー』。先端径12.5mmをチョイス。

 

吉岡:前評判通り、良いシャフトです。カーボン特有のパワーのある感じが好きです。やっぱり木よりも楽に撞けるように感じますね。自分的には『12.5』のトビ(ディフレクション、見越しとも)の出方が合わせやすいので、これを現在のメインシャフトにしています。『12.5』でも十分にトビは抑えられていますが、『11.8』はもっと少ないですね。たまに海外ですごくトビが大きく出るコンディションのテーブルもあるので、そういう時のために『11.8』も持っています。

 

――使い始めて3ヶ月以上経ちますが、もう慣れましたか?

 

吉岡:トビの部分以外は割とすんなり慣れましたね。1月の『関西オープン』と2月の『京都オープン』に出場した時は、やはりヒネる球はトビの出方がまだ掴めてなくてミスをしていました。今はほとんど不安がないです。

 

――ブレイクキュー『シナジーブリーチ』、ジャンプキュー『シナジープロペル』についても教えてください。

 

吉岡:両方とも全体的に水準が高く、最新テクノロジーが活かされているなと感じます。『シナジーブリーチ』はパワーが伝わりやすく、ヒネった時のトビの量も許容範囲内なので、ハードブレイクとコントロールブレイク、どちらもやりやすいです。『シナジープロペル』は軽く撞いただけでポンっと楽に飛んでくれますし、方向性が良くて暴れにくい。僕はジャンプで引き回転を使うことは多くないですけど、ミドル~ロングレンジを飛ばす時、引き回転を掛けやすいので「ジャンプ&ストップ」がきれいに決まりやすいですね。

 

――キューケース(プロラインシリーズ 4×8)とグローブ(アクシスシリーズ)は?

 

吉岡:両方とも誰でも使いやすいシンプルなデザインだと思います。このプロラインケースは大容量なのでキューも小物類もたくさん持ち運べて便利です。グローブは耐久性もあると感じます。そう、細かいところなんですが、手首の手の平側に付いている「タブ」がすごく気に入っています。グローブを着用する時にここを引っ張るとスッと楽に付けられます。これはナイスアイディアだなと思いました。

 

――キューテックというブランドに対する印象は?

 

吉岡:だいぶ前の印象は「E・ストリックランド(アメリカ)が使っているキュー」で、その後「S・バンボーニング(アメリカ)のキュー」となり、歴代の「アメリカNo.1プレイヤーのキュー」みたいな感じでした。当時からグラスファイバーなど、木ではない素材に積極的に取り組んでいて、先進的な試みの多い印象を受けるメーカーです。僕がアマチュアだった頃、キューテックのジャンプ&ブレイクキューを使っていたこともあります。

 

――もうすぐキューテックのキューを携えて海外戦へ向かいます(5月『スコティッシュオープン』~『UKオープン』。ともにWNT.イベント)。楽しみですね。

 

吉岡:本当に楽しみです。WNT.の公式キュースポンサーでもあるキューテックと、このタイミングで契約できたというのも何かの縁だと思います。WNT.を中心にプールシーンは良い方向に向かっています。そんな時代の過渡期にプレイヤーとして最前線にいられることに意義を感じています。年齢的なことを考えると海外に挑めるチャンスは残り少ないと思うので、ビリヤード人生最大で最後のチャレンジに、キューテックという最高の武器で臨む。今はそんな心境です。キューは素晴らしいので、これで活躍ができなかったら言い訳はできません。

 

――CUETECファンやプールファンへ一言。

 

吉岡:キューテックは今後も新しいテクノロジーを生み出し、より良い製品を世の中に送り出し続けてプールシーンの発展に貢献していくメーカーだと思います。僕も時代に乗り遅れないよう、この最高のキューメーカーとともにプレイヤーとして進化していきたいと思います。皆さんにも世界最高水準の性能を体感してもらいたいです。特に昔のままのキューテックのイメージをお持ちの方はぜひ一度お試しください。きっと驚くと思います。

 

(了)

 

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Masato Yoshioka

1985年10月2日生

JPBA43期生(2009年プロ入り)

京都府出身・大阪府在住

2012年『8ボールオープン』優勝

2014年『全日本14-1』優勝

2019年『関西オープン』優勝

2019年『グランプリウエスト第2戦』優勝

2019年『10ボール世界選手権』3位

2019年JPBA年間ランキング1位

他、上位入賞多数

 

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