26日の

『第23回 全日本学校対抗ナインボール選手権大会』

（東京開催）で

初優勝を飾った山形大学。

先鋒：齋藤大樹

大将：佐々木智哉

のお2人にアンケートにご協力いただきました。

両選手とも苦しい場面でも丁寧に粘り強く

プレーしていたのが印象的でした。

また、共に過去に本大会参加歴があったことも、

独自のフォーマットで行われる本大会を

勝ち進む上で、良い影響があったのでは

ないかと思います。

先鋒・齋藤大樹（サイトウ ダイキ）

山形大学 工学部 4年

ビリヤード歴：約4年

所属店：『B-Life』

学校対抗参加歴：今回が2回目

プレーキュー：PREDATOR 『Roadline』シリーズ『Sneaky Pete SP8LWM』（シャフト：Vantage／タップ：ヴィクトリー〈M〉）

大将・ 佐々木智哉（ササキ トモヤ）

山形大学 理工学研究科理学専攻 大学院1年

ビリヤード歴：約12年

所属店：『B-Life』 ※YBA（山形県ビリヤード協会）にも所属

学校対抗参加歴：今回が7回目

プレーキュー：Mezz『EC7』（シャフトは WD700 ／ タップは カムイクリアブラック M）

Q1：優勝が決まった時のお気持ちを教えてください

先鋒・齋藤：まさか優勝できるとは思ってもいなかったので、本当に嬉しかったです。

大将・ 佐々木：隣の台で行われていた先鋒対決で齋藤が先に勝ったことに気付いていたこと、大将対決は自分が先にリーチをかけてからヒルヒルに追い付かれたこと、準決勝のサドンデスが辛かったことなどから、サドンデスにならなかった安堵を真っ先に感じました。内容的にも出しが合わず、ドタバタした取り方になってしまったので、特に最後の8番、9番はよく入ってくれたと思いました。その後、サークル員や『B-Life』の方々、連盟の方からの連絡を見て優勝した喜びが湧いてきました。

…………

Q2：今年はどんな目標やテーマを持って参加していましたか？　それは達成出来ましたか？

齋藤：今年の目標は決勝トーナメントに進むことでした。前回、得ラック差で決勝トーナメントに進出できなかったことがかなり悔しかったので、今回目標を達成できてよかったです。

佐々木：昨年出た時は予選リーグを抜けられなかったため、決勝トーナメントに残ることを目標に参加しました。それは達成できました。ただ、予選の個人成績はあまり良くなく齋藤に助けられた面も大きかったため、個人的にはもう少しまともに撞きたかったと感じているところです。

…………

Q3：優勝できた理由は何だと思いますか？

齋藤：これはともちんさん（大将）のおかげです。ともちんさんならきっと大将戦を勝ち取ってくれると思っていたので、予選、決勝トーナメントともにかなりリラックスして試合ができました。

佐々木：予選を抜けることができたのは齋藤のおかげだと思います。自分が1ラックしか取れずに負けた2試合とも、齋藤が相手を1ラック以下に抑えて勝ってくれたので非常に助けられました。個人的な理由は、準決勝のサドンデス（1ラックマッチ）の1番がフロックインしたことです（※BD注：そこから取り切った）。これによって下手なりに自分ができる球をやるしかないと割り切って、その後を楽しみながら撞くことにつながったと感じています。

…………

Q4：全日本学校対抗という大会の良いところ・魅力とは？

齋藤：同年代の方と試合ができることが一番の魅力だと思っています。東北地域では同年代の方と試合をする機会がほとんどないので、学校対抗は他地域の大学生とビリヤードを通して交流できるいい場だと思っています。大会を開催してくださっている日本ビリヤード協会様には感謝申し上げます。

佐々木：何よりチーム戦独特の緊張感を持ちながらプレーできる点が魅力だと感じています。何回出ても、地区予選でもこの形式の試合は1ラックの重要性が大きいので、緊張しながら撞けることが良いと思います。また、近くにビリヤードサークルのある大学があまりないため、この学校対抗は学生プレイヤーと球を撞ける、知り合える点も魅力だと思います．

…………

Q5：今後のビリヤードの目標は？

齋藤：まだ明確な目標はないですが、少しでもスキルアップできるように様々な大会に出場したいと思っています。現在学部4年ですが、大学院に進学するため、学校対抗にあと2回出場できます。その2回で今回のような良い成績を残せるように頑張りたいです。

佐々木：来年が最後の学校対抗になるかと思うので、優勝を目標にしたいと思います。そのためにも、集中できている時としていない時の組み立て・考え方に非常に差があるという点を少しでもマシにして、安定した球を撞くことをテーマに1年間やっていきたいと思います。

（了）

………… 

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