〈BD〉ローローストタイプ、発売開始！『OWLオリジナルトリファイドメープルシャフト』

昨秋に販売が開始された

『OWLオリジナルトリファイドメープルシャフト』。

（→ 記事はこちら）

これはOWLグローブ&アパレル、

HOWキュー&タップなどを

手掛けているビリヤードブランド

『OWL』（オウル）と、

『Torrefied Maple』

（トリファイド・メープル。by 早川工房）

とのコラボーレーションで

生まれたシャフトです。

この『OWLオリジナルトリファイドメープルシャフト』の

新バージョン、「ローロースト」が完成。

一般販売が始まりました。

【圧縮＆熱処理の重ね技】で

メープル材をより強化・安定化させる

“トリファイド加工”。

昨秋発売されたもの

（ハイローストタイプ）は

黒々とした見た目でしたが、

今回のローローストタイプは、

熱処理の温度をやや低くすることで、

茶色く仕上げられています。

仕様・寸法・各パーツなどは

従来のものとほぼ同じ。

性能面の違いについては、

後述する岩瀬賢吾プロと

高野智央プロのコメントも

参考にしてください。

今回のローローストタイプは、

通常のハードメープルだけでなく、

木目（縮み杢）を楽しめる

「カーリーメープル」も

選べるようになりました。

左のシャフトがハードメープル、右はカーリーメープル

また、「1インチロング」

（30インチ）シャフトも

オーダー出来ます（※受注生産）。

まずはそれぞれの画像と仕様を。

…………

◇ ローロースト／ハードメープル

シャフトの根本に「OWL」と「Torrefied Maple」、2つのロゴが入っている

長さ：29インチ

フェラル（先角）：イエローミカルタ

タップ：ブルータップ（IWASE Special）

先端径：12.5mm

テーパー：オリジナルプロテーパー

ジョイント：ラジアル。※他ジョイントもオーダーにて各種対応可能

リング：ブラックカラー、HOW用リング3種類。※他リングもオーダーにて各種対応可能

備考：シャフト用ウエイトボルトセット付き

販売：ショップフランネルにて

リングタイプは画像の左から：

ブラックリング（¥59,400-（税込））https://shop-flannel.jp/?pid=174262260

HOW シルバーリング（¥75,900-（税込））https://shop-flannel.jp/?pid=174262417

HOW Hリング（¥75,900-（税込））https://shop-flannel.jp/?pid=174262491

HOW プロリング（¥75,900-（税込））https://shop-flannel.jp/?pid=174262464

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◇ ローロースト／カーリーメープル

シャフトの根本に「OWL」と「Torrefied Maple」、2つのロゴが入っている

仕様は「ハードメープル」と同じ。

リングタイプは画像の左から：

ブラックリング（¥61,600-（税込））https://shop-flannel.jp/?pid=174262528

HOW シルバーリング（¥78,100-（税込））https://shop-flannel.jp/?pid=174262561

HOW Hリング（¥78,100-（税込））https://shop-flannel.jp/?pid=174262629

HOW プロリング（¥78,100-（税込））https://shop-flannel.jp/?pid=174262602

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◇ ローロースト／1インチロング　※受注生産

長さが1インチアップして30インチに。

その他スペックは通常モデルと同じ。

シャフト材（ハードメープル or カーリーメープル）・

リング・ジョイントは選択可。

価格は、上記の各シャフトに

1,100円（税込）プラスです。

※ https://shop-flannel.jp/?pid=174262809

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前回の記事と同じく、

この『OWLオリジナル

トリファイドメープルシャフト

ローローストタイプ』の

監修に関わっていたHOWキュー契約プロ、

岩瀬賢吾プロ（JPBA）から

コメントをいただきました。

岩瀬賢吾・談：

「先にリリースしたハイローストタイプはおかげさまでご好評をいただいていますが、『思った以上に硬かった』『キレはあるけどタッチが出しにくい』というお声もいただいていました。そこで、木のフィーリングやタッチ感をより残したまま、トリファイド（ロースト）の良さも出せるように熱処理の温度を低く設定して作ったのがこのローローストタイプです。

従来のハイローストも今回のローローストも加工方法は一緒なのでシャフトの方向性は同じですが、簡単に言えば、ハイローストが【木とカーボンの中間のカーボン寄り】なのに対して、ローローストは【木寄り】な性質になっています。その違いは打感やしなりからも感じられると思います。ハイローストは高い打音で振動の収まりが早い。ローローストはそれよりは低めの音でもう少し振動がある。ですが、見越しやキレという部分はそれほど大きな違いはなく、どちらも高い性能を持っています。ハイローストもローローストも、以前と同じく【オリジナルプロテーパー】ですが、従来のテーパーより少しブラッシュアップしています。

硬質でソリッドなフィーリングがお好みならハイロースト、ややしっとり感のある木に近いフィーリングでタッチを出して撞きたいならローローストと捉えていただいても良いと思います。ちなみに、性能には関係ないですが、ローローストはかすかにハニーメイプルのような甘い香りがします（笑）」

…………

岩瀬プロとともに

『OWLオリジナルトリファイドメープルシャフト』の

テストに参加し、現在は

ローロースト・カーリーメープル・

ワンインチロングを使っている

高野智央プロからも

コメントをいただきました。

高野智央・談：

「昨年末からローローストのワンインチロングを使ってます。僕はエクステンダーを付けっぱなしにしたい派なので、シャフトが長いとバランスも取りやすいです。

最初はシャフトの特性に合わせるのに時間がかかりましたけど、慣れたらすごく楽になりました。一般的なノーマルシャフトよりは硬いですけど、ハイローストよりは柔らかくてしなりがあります。そして、『コシがあって遊びもある』って言うのかな。この感じが自分にはばっちり合いました。ショットを思うようにデザインしやすいので、球撞きが楽しくなるシャフトですね。

具体的に言うと、適度なしなりがあって、ズレるのはズレるけどある程度一定で、カーブは少なくて、ノーマルより強度があって、そこそこキレがある。曲げたくないならそう撞けるし、キレを出したければそうできるし、『こうしたい』というイメージを実現しやすいシャフトだと思います」

（了）

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