この土日（5/20～5/21）、
東京・池袋『ロサ』で行われていた
『第51回全日本14-1オープン選手権』
（※土曜の予選は複数会場併用）。
100点先取（※予選は75点&90点）で
競われた本大会。
優勝を飾ったのは、
今年プロ入りしたばかり、
ルーキープロの神箸渓心でした。
神箸プロはベスト16から
土方隼斗、
J・セラディラ、
竹中寛という先輩プロ達を撃破。
決勝戦の相手は、
本大会で5度の優勝
（2010年、2012年、2015年、
2017年、2022年）を誇る
JPBAきっての14-1の名手、
羅立文（ロ・リウエン）。
この2人の決勝戦（100点ゲーム）は、
序盤で40点ランを出した
神箸プロが優位に立ちます。
14-1の実績と経験に勝る
羅プロも反撃の機会をうかがいますが、
テーブルコンディションへの
対応に苦心したか、珍しく
ショットやブレイクでミスが見られ、
主導権を奪うことができません。
中盤以降は神箸プロの
ショットにもほころびが出始め、
両者我慢比べの様相に。
羅プロは終盤に粘り強く
10点台のランを数回重ね、
一旦は97-93と逆転しましたが、
直後のブレイクは不発。
互いに故意ファウルと
セーフティのやり取りを挟んだ後、
羅プロのセーフティが
オープンになったところから、
神箸プロが8点を撞き切って
100-95（19 inn）で勝負あり。
神箸プロが3時間超えの決勝戦を制して、
プロ入り初Vを飾りました。
ジュニア期に
スヌーカー日本代表選手として活躍。
国内スヌーカータイトルは全て獲得し、
国際ジュニアスヌーカー大会でも
上位進出の実績あり。
プール（ポケット）に転向してからも、
トップアマとして2022『GPW-1』優勝、
『ジャパンオープン』5位など、
秀でた戦績を残している神箸プロ。
プロ初年度で優勝を達成したことに
驚きはありませんが、
初タイトルが14-1になるとは
想像していませんでした。
スヌーカーで培った
ファンダメンタルとゲーム運びが、
競技性に似たところのある14-1でも
発揮されたのだろうと推察します。
優勝：神箸渓心 ……左2
2位：羅立文 ……右2
3位：竹中寛 ……左
浦岡隆志（ハイラン賞も獲得。68点） ……右
◇ 決勝ラウンドのYouTubeライブ配信
（アーカイブあり）
→ こちら
◇ 大会公式サイト
（トーナメント表やライブスコア）
→ こちら
◇ JPBA公式サイト
（要項・組み合わせ・結果）
→ こちら
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