〈BD〉男子:呂輝展、女子:平口結貴、ともに初優勝! 2023 全日本選手権、終了

 

兵庫・尼崎の

『アルカイックホールオクト』で

行われていた、

ポケットビリヤードの『全日本選手権』(男女)。

 

男子:10ボール、

女子:9ボールで競われた本大会、

 

男子は呂輝展(ルーフェイザン。台湾)が、

女子は平口結貴が初優勝を飾りました。

 

→ 大会後の平口結貴インタビューはこちら

  

…………

 

124名(定員128)。

ダブルイリミネーション→

64名シングルトーナメントで行われた

男子の部。

 

7年ぶりに全日本選手権に出場した台湾の

技巧派、呂輝展(ルーフェイザン)が、

ステージ1から10試合負け無しで

頂点に立ちました。

 

呂はベスト64から、

山川英樹、

R・カピト(香港)、

内垣建一、

大井直幸、

P・H・シホンビン(インドネシア)

に勝利して決勝戦へ。

 

最後は日本トップの一人、

土方隼斗との大接戦を制して11-9で勝利。

 

中盤まで4-8ビハインドでしたが、

そこからはスピーディーに

ランアウトを繰り返し、

一気にゲームをひっくり返しました。

 

ポーカーフェイスの呂も、

勝った直後と表彰式では控えめながら

スマイルを浮かべていました。

 

ステージ1からの全日本選手権優勝。

これは2014年のR・ファロン(フィリピン)

以来です。

 

呂は現在43歳。

『9ボールワールドジュニア』連覇

(1998年&1999年)など、

10代の頃から台湾代表選手として活躍。

 

2012年『チャイナオープン』準優勝が

今までの国際大会でのキャリアハイでした。

 

2010年代後半に競技活動から実質的に引退。

長く飲食業界で働いていましたが、

今年競技を再開したとのこと。

 

短期間でこのレベルにまで

腕を戻すことができたのは、

もともとの地力と素養の高さ、

そして復帰への強い意欲が

あってのことでしょう。

 

その呂に敗れた土方隼斗は、

全日本選手権でのこれまでの

自身最高戦績である

2007年大会・3位タイを

一つ更新しましたが、惜しくも

念願の全日本タイトルには届かず。

 

とはいえ、

ベスト8のJ・チュア戦や

準決勝のA・ヤップ戦をふくむ

各試合で見せたパフォーマンスは

日本人トップクラスのもの。

 

先日の『8ボール世界選手権』5位タイの

実力を日本のファンに

たっぷりと見せてくれました。

来年以降の国内外でのプレーが楽しみです。

 

2023 Men's Div. Result

 

Winner:呂輝展(Lu Hui-Chan. Chinese Taipei)

Runner-up:土方隼斗(Hayato Hijikata. Japan)

3rd Prize:アロイシウス・ヤップ(Aloysius Yapp. Singapore)

3rd Prize:プンガン・シホンビン(Punguan Haiholan Sihombing. Indonesia)

ベストアマ:金澤蒼生(Aoi Kanazawa Best Amateur)

 

…………

 

61名(定員64)。

ダブルイリミネーション→

32名シングルトーナメントで行われた

女子の部。

 

優勝を飾ったのは、

2022年『ワールドゲームズ

銅メダリストの平口結貴。

 

平口はベスト32から、

増田真紀子、

山内公子、

陳佳樺(台湾)、

キムボガン(韓国)を倒してファイナルへ。

 

最後は敬愛する先輩、

河原千尋とのJPBA対決に。

 

序盤〜中盤は平口が優勢でしたが、

河原が逆転して8-7で先にリーチ。

 

第16ラック、河原のゲームボールの

7-9コンビはぎりぎり穴に残り、

平口が決めてヒルヒル(8-8)に。

 

最終第17ラック、

2番セーフティ戦を経て河原が3番をミス。

そこから取り切った平口が9-8で勝利。

ガッツポーズの後、すぐに落涙。

観戦に来られたお母様と抱擁を交わしました。

 

2013年の梶谷景美以来、10年ぶりの

日本人女子チャンピオンとなった

平口結貴は、表彰式で

「今年は目標に掲げていたことをあまり達成できず、思い悩むこともありました。1年の最後に全日本選手権で優勝できて、とても嬉しいですし、ホッとしています」

とコメントし、ギャラリーに

応援に対しての謝辞を述べました。

 

一方、敗れた河原はこれが4度目の

準優勝(2013年、2015年、2016年、今年)。

 

国内のほぼ全てのタイトルを

保持している河原ですが、

唯一持っていないのが全日本選手権。

オールジャパンタイトルの奪取は

来年以降に持ち越しです。

 

2023 Women's Div. Result

 

Winner:平口結貴(Yuki Hiraguchi. Japan)

Runner-up:河原千尋(Chihiro Kawahara. Japan)

3rd Prize:キム・ヘーリン(Kim Hyerim. Korea)

3rd Prize:キム・ボーガン(Kim Bogeon. Korea)

 

…………

 

日程:2023年11月20日(月)~26日(日)

男子ステージ1=20日&21日

男子ステージ2=22日~26日

女子=24日~26日 

会場:『アルカイックホール オクト』 特設会場

兵庫県尼崎市昭和通2-7-16 Tel.06-6487-0810

種目:男子10ボール、女子9ボール

 

◇ 2023 全日本選手権 公式サイト(ライブスコア・トーナメント表):

https://billi-walker.jp/jpba/alljapan/2023

 

◇ JPBA公式サイト

https://jpba.ne.jp/wp/info/info-19730/

 

◇ ライブ配信(※22日から)

https://www.youtube.com/@jpbayoutube9534/streams

 

◇ 2023 全日本選手権 Facebook

https://www.facebook.com/alljalanjpba

 

…………

 

◇ 2023 全日本選手権BD記事

 

11/26 Day5フォトギャラリー

11/25 Day4フォトギャラリー

11/24 Day3ちょっと裏側

11/24 Day3フォトギャラリー

11/23 Day2ちょっと裏側

11/23 Day2フォトギャラリー

11/22 Day1ちょっと裏側

11/22 Day1フォトギャラリー

11/21 ステージ1終了。ステージ2組み合わせ確定

11/20 ステージ1スタート

11/12 組み合わせ決定

 

………… 

 

BD Official Partners :  

世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED 

国内外著名ブランドのビリヤード用品販売中。Billiard Square

創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN 

ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt 

ビリヤード台・用品のことなら。レッスン場「Poche」併設。日勝亭

カーボン繊維構造REVOシャフト発売中。PREDATOR JAPAN

徹底した品質の追求。信頼できる道具をその手に。KAMUI BRAND

カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation 

国内外トッププレイヤー達が信頼する国産積層タップ。斬タップ

ジャストなビリヤードアイテムが見つかる。キューショップジャパン

13都道府県で開催。アマチュアビリヤードリーグ。JPA

2022年9月『池袋西口店』リニューアルオープン。 BAGUS

川崎と横浜でビリヤードを楽しむ・習う・競う。MECCA 

カスタムオーダーシャフト『focus1』新登場。Geezシャフト

極上の撞き味を今ここに。国産牛革積層タップ。BIZEN TIP

徹底的なプレイヤー目線でできたJapanタップ。NISHIKI PREMIUM TIP

「チャンピオンのタップ」HOW Tip(ハオ)登場。SHOP FLANNEL

世界が注目。東京発のキューケースブランド。3seconds

第5巻発売中! ビリヤード漫画『ミドリノバショ

Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ 

 

 

<<<前の記事   次の記事>>>