〈BD〉フィラーのWNT.プロ入りが意味するものは？ by Absolute Pool

年末から現在進行系で毎日のように

WNT.（ワールドナインボールツアー

＝マッチルームランキング対象イベント）の

プロプレイヤーが発表されています。

本稿の時点で23名。

2023 WNT.ランキングの

1位～16位が勢揃いしました。

日本の大井直幸（21位）も

WNT.プロになっています。

中でも、近年の出場イベントの

チョイスなどから、

「WPA（世界プール連盟）寄りなのではないか」

（＝WNT.には行かないのではないか）と

噂されていた現最強プレイヤー、

J・フィラー（ドイツ）が

WNT.プロ入りしたことは

大きなインパクトがありました。

ビリヤードWebメディア

『Absolute Pool』は、

フィラーの動向を軸にして

WNT.の現状について

4日の記事で簡潔にまとめています。

→ 原文はこちら

以下に抄訳を掲載します。

※文中にある「WNT.プロと所轄企業であるWPNPCとの契約内容」については真偽不明です。

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Absolute Pool・記：

【ジョシュア・フィラー、WPAイベント参加禁止処分の可能性もいとわずWNT.プロ入り】

WPA（世界プール連盟）は、2024年3月以降に“非公認イベント”（WNT.のこと）に出る選手の、WPA大会への参加禁止処分を計画している。それにもかかわらず、ジョシュア・フィラーはWNT.プロとなった。

フィラーは、J・ショウ、A・オーシャン、S・バンボーニング、F・サンチェスルイス、F・ゴーストらとともに、今年のWNT.に参加する128名の公認プロの一人となる契約を結んだ。

フィラーは昨年10月のWNT.イベント『ハノイオープン』には参加しなかったが、近い時期に行われたWPA公認の『カタールオープン』には参加し、優勝している。

フィラーは12月の『モスコーニカップ』（WNT.の招待制イベント）で3度目のMVPに輝いた。彼は妻のピアのことも考慮しなければならない。ピアは『プロビリヤードシリーズ』やその他のWPA公認大会から多くの恩恵を受けている。一方で自身はWPA系の大会から追放されることになる。

WNT.プロとその管轄会社である「WPNPC」（マッチルームが運営）との間の契約によると、WNT.プロは『世界選手権』、『USオープン』、『ハノイオープン』、『ワールドカップオブプール』などのWNT.メジャーイベントと期間が重なる他の9ボールイベントや他種目のビッグイベントに参加してはいけないことになっている。

だが、WNT.のメジャー大会と期間が重ならない大会であれば、WNT.プロはどのような大会にも出場する自由が与えられ、WPNPCからの制裁はなく、管理も限定される。

ベトナムNo.1プレイヤー、ドンクオックホアンは国内の連盟とアジア連盟の両方から脅されていたにもかかわらず、WNT.プロ契約書にサインした。

A・ヤップ（シンガポール）、柯秉中、柯秉逸（ともに台湾）、そして、グエンアンタン（ベトナム）といった他のアジア選手たちも、それぞれ国や大陸の連盟から同じような警告を受けていたにもかかわらず、WNT.と契約を結んでいる。

WNT.は、成功を収めているダーツやスヌーカーのプロツアーと同じようなシステムが用いられる。2023シーズンのWNT.ランキングの128位以内に入っているプレイヤーにはもれなくWPNPCからWNT.プロへの招待状が届いている。

（了）

…………

◇ WNT.プロとは

マッチルームが運営する「WPNPC」

（World Professional Nineball Pool Corporation）に

所属するプロプレイヤーのこと。

WNT.プロの定員は128名と思われます。

WNT.プロの特典やメリット、