ドンクォックホアン(ベトナム)の
初優勝で幕を下ろした
『スコティッシュオープン』と、
続けて7日から行われる
『UKオープン』の2大会に出るため
渡英した日本人WNT.プロ、吉岡正登。
スコティッシュオープン開催地、
グラスゴーの街と大会の様子を
教えてくれました。
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吉岡正登・記:
グラスゴーからこんにちは。吉岡正登です。
今回のイギリス遠征1戦目である『スコティッシュオープン』への道のりは、関西国際空港~シンガポール経由~ロンドン~国内線でスコットランドのグラスゴーというものでした。
関空→シンガポールが6時間、乗り継ぎ4時間、シンガポール→ロンドンが14時間、乗り継ぎ4時間、ロンドン→グラスゴーが1時間半、Uber(タクシー)15分でAirbnb(エアビーアンドビー)で予約した家に到着。自宅を出てから約1日半かかったので、慣れているとはいえなかなかタフな移動です。
2枚目の画像はシンガポールの空港で食べたバクテー。とても好きな料理です。3枚目はおそらくこれが4度目のヒースロー空港の様子。国内線への乗り継ぎは全て自動化されていました。
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今回のイギリス遠征では、グラスゴーとロンドンともにホテルではなくエアビー(民泊)を選択。値段もホテルと変わらないか安いぐらいで、しかもキッチンや洗濯機といった日常生活を送るための設備が整っておりとても便利だからです。
グラスゴーの家はかなり古いですが(カギも古い)、1LDKで十分な広さがあります。会場までは徒歩15分ほどです。
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ちょうどスヌーカーの『世界選手権』(優勝賞金1億円)が開催されているので、TV(BBC)で放送されています。
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食事は今回も大井シェフが腕を振るってくれています。これはカレーとチキンソテー。
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エアビー周辺の様子。目の前にはイギリスらしくゴルフの練習場が(TOPGOLF)。そして、徒歩10分圏内に大型スーパー(TESCO〈テスコ〉)、ケンタッキー、マクドナルド、スターバックスがあります。
5枚目の画像は朝マックのセット。マフィン、コーヒー、ハッシュポテトで6ポンド(約1,200円)。ちなみに、スタバのコーヒーが3.5ポンド(700円)。スーパーで売っている物の値段を見ても物価的にはそこまで高くない印象ですが、やはり円換算すると割高です。
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宿から会場のマクゴールドリックのある中心街までの光景。イギリスは本当に理容室が多く、1ブロックに2、3軒はあります。
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ランチで行ったビストロ。パスタとオムレツ(ケイジャンチキン入り)とポテトはボリューム満点。味も抜群。値段は5,000円。欧米の値段的には普通ですが……やはり外食はほどほどにしないと(汗)。
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会場のマクゴールドリックはとても綺麗なお店です。
プールZONE、8ボールZONE、スヌーカーZONE、ダーツZONEに分けられており、普段はおそらくプールテーブル10台弱、イングリッシュ8テーブル10台弱、スヌーカーテーブル2台、ハードダーツ7台の広々としたお店です。バーカウンターもありフードも美味しそうです。
地方都市の遊び場といったところで、ここにはWNT.プロのエリオット・サンダーソンが所属しているみたいです。週末は人出が増えてきたので普段から賑わっているお店なのでしょう。
今回はスコティッシュオープンのためにイングリッシュ8テーブルを端に寄せてスペースを作り、そこにメインTVテーブルをセットアップしています。
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ポケットテーブルのブランドはラッソンで、どれもポケット幅4インチに統一されていて、コンディションはまさにメジャー大会で使用されるそれでした。
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ポケットテーブルは常に試合で使用されているので、空き時間の調整(?)に皆スヌーカーをプレーしていました。はたまた神々の遊びか。ヨーロッパの選手はダーツエリアでもウォーミングアップ。
E・カチの投げる姿を見ているとダーツでなら勝てそう(笑)。
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大井プロの勝者2回戦、vs M・ノイハウゼン(ドイツ)戦のバンキング。珍しく2連続で差が付かず、3回目でノイハウゼン勝利。そのままファーストラックでマスワリしてました。
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先日イタリアで行われたWNT.ランキング対象試合『マリーナオープン』(A・オーシャン優勝)。その会場、『Marina pool』の責任者であるMilioliさんに会いました。
Milioliさんは選手としてスコティッシュオープンにも参戦されていました。イタリア在住のポッシュ(※吉岡プロのレッスンスタジオ)のお客様が僕のことを話してくださっていて、Milioliさんから声を掛けてくださいました。モデナという所にあるとても良いお店だそうなので、一度訪れてみたいです。
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最後にスコティッシュオープンの感想を。
本大会はプールバーの喧騒の中行われるビッグハウストーナメントという印象です。ただし、テーブルコンディションは抜群なので、『UKオープン』に向かう前のとても良い前哨戦に感じました。
まずは久々にプレーするこのマッチルーム仕様のテーブルで、どれだけ自分のプレーが出来るかの確認をしたかったのですが、やはりかなりプレッシャーを感じるテーブルです。
結果は勝ち―負け―負けでしたが、2試合目のマリオ・ヒー戦は、格上のヒーに0-6とリードされてから良い集中力で球も入り、結果的にヒルヒルで負けてしまいましたが、自分の状態の良さを感じました。
しかし、1試合目と3試合目は格下選手との対戦でしたが、とても硬くなってしまって自滅パターンに入ってしまいました。取り切らないといけないシチュエーションでポジションが甘くなりミス。もっと丁寧にプレーするようにと大井プロからアドバイスもいただきました。
トップの選手達は普通にプレーしていますが、やはり僕のレベルではこのコンディションではひと時も余裕を感じることはありません。まずはテーブルへの慣れが急務です。『UKオープン』ではこの反省を活かしてプレーしたいです。
(了)
※吉岡プロのSNSでも現地情報が発信されています。
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◯ スコティッシュオープン スコア・トーナメント表はこちら
◯ スコティッシュオープン ライブ配信&アーカイブ
◯ 会場のマクゴールドリックFacebookはこちら
◯ イギリスラウンド関連記事(BD)
5/6 UKオープン7日18時開幕
5/4 大井、勝者最終へ。吉岡、敗戦。S.O. Day3終了
5/3 大井、初戦勝利、吉岡、敗者側へ。S.O. Day2終了
12/22 2024年UKオープンは5月7日~
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