〈BD〉大井、17位タイ。『9ボール世界選手権』 in サウジアラビアDay4

↑ ディフェンディングチャンピオンのF・サンチェスルイス、M・クラウスにベスト64で敗れる。最後はクラウスのブレイクエースで決着

 

 

サウジアラビア・ジッダで開催中の

『9ボール世界選手権』。

 

大会4日目（Day4）のベスト32で

日本の大井直幸の戦いが終わりました。

 

ダブルイリミネーションを通過し、

Day4のベスト64に登場した大井は、

セルビアのA・ペツェルと対戦。

 

序盤は競り合って4-4まで並走。

中盤でペツェルが抜け出して

一時は9-5と4点差に。

しかし、ここから大井が粘り、

最後の最後でペツェルを捉えて

11-10で逆転勝利を収めました。

 

続くベスト32で、

大井はポルトガルのJ・グリロと対戦。

3-1まで大井がリードするも、

ブレイクが決まっていたグリロが

マスワリ量産体勢に入り、

みるみるリードを広げます。

その勢いに大井も抗えず、

4-11でグリロに屈しました。

17位タイで終了です。

 

Day5に行われるベスト16の

組み合わせは以下の通り。

日本時間7日19時スタートです。

 

🇩🇰 M・クラウス vs 党金虎 🇨🇳

🇸🇾 M・スーフィ vs J・チュア 🇵🇭

🇪🇸 D・アルケイド vs J・イグナシオ 🇵🇭

🇦🇱 E・カチ vs M・ビスタボシュ 🇳🇱

 

🇺🇸 S・バンボーニング☆ vs W・シェブチック 🇵🇱

🇵🇱 W・ジーリンスキ vs J・グリロ 🇵🇹

🇩🇪 J・フィラー☆ vs A・ラガ 🇵🇭

🇺🇸 F・ゴースト☆ vs C・メリング 🇬🇧

※☆は元9ボール世界王者

 

16名中、優勝経験者は、

S・バンボーニング（2022年）、

J・フィラー（2018年）、

F・ゴースト（2019年）の3名。

 

特に上半分の山は、

F・サンチェスルイス（前回覇者）、

J・ショウ、

柯兄弟（柯秉逸・柯秉中）などの

トップキュースター達が

ベスト64〜32で次々と姿を消し、

波乱含みの展開になっています。

 

賞金額（＝ランキングポイント）が

大きく上がったためか、

プレイヤー達は目の色を変え、

一戦一戦死力を尽くして戦っていて、

どの試合でも勝者の安堵と喜び、

敗者の落胆と傷心という

コントラストがより一層

くっきりと出ています。

 

あと2日、緊迫感に満ちた試合が

まだたっぷりと見られそうです。

 

…………

 

◇ 大井直幸

 

● 8-9 vs D・マシオル（ポーランド）

↓

◯ 9-8 vs T・アルブルーシ（UAE）

↓

◯ 9-3 vs M・フェリシアーノ（フィリピン）

↓

ダブルイリミネーション通過。決勝シングルトーナメントへ。

↓

◯ 11-10 vs A・ペツェル（セルビア）

↓

● 4-11 vs J・グリロ（ポルトガル）

 

17位タイ

 

…………

 

◯ 吉岡正登

 

● 2-9 vs M・レヒナー（オーストリア）

↓

● 6-9 vs A・パグラヤン（カナダ）

 

ダブルイリミネーションで終了

 

…………

 

◇ トーナメント表やライブスコアは

WNT.公式ライブスコアサイトで。こちら

（要アカウント作成。無料）

 

◇ ライブ配信（※日本からの視聴）： 

T1＝Matchroom Pool YouTubeチャンネル（無料）

T2＝Matchroom Multi Sport YouTubeチャンネル（無料）

TTV＝matchroom.live（有料）　※日本のDAZNでも視聴可

 

…………

 

◯ 9ボール世界選手権概要

 

1990年に創設された

9ボールプールで最も権威あるイベント。

2024年大会が第33回となる。

WPA公認のもと、複数の主催者に

よって開催されてきた。

2021年からはマッチルーム（WNT.）が

再び主催者に。

マッチルームによる大会グレードは

「ブルーリボン」（最上位）。

2024年から10年間サウジアラビアで

開催されることが決まっている。

大会34年の歴史の中で、

奥村健（1994年）、

高橋邦彦（1998年）、

赤狩山幸男（2011年）という

3名の日本人チャンピオンが生まれている。

 

2024年大会

開催地：サウジアラビア・ジッダ『グリーンホール』

日程：6月3日～8日（6日間）

参加：128名

方式：ダブルイリミネーションラウンド（9ラック先取）

→ 64名シングルトーナメント（11ラック先取。決勝戦は15先）。

勝者ブレイク制（9ボールオンフット、レフェリーラック、ラックシート使用、ブレイクボックス採用）

優勝賞金：25万ドル（賞金総額100万ドル）

前年度（2023年）覇者：F・サンチェスルイス（スペイン）

2023年大会記事はこちら

 

…………

 

◇ 賞金総額：100万ドル＝1億5千6百万円

（※2024年5月20日の為替レート）

 

優勝：約3,900万円

準優勝：約1,560万円

3位タイ：約780万円

5位タイ：約420万円

ベスト16：約230万円

ベスト32：約110万円

ベスト64：約55万円

敗者最終：約31万円

98～128位（負け-負け）：約15万円

最多マスワリ連発記録賞：約31万円

 

優勝賞金約3,900万円は

大会史上最高であり、

現存する9ボール大会での最高額です

（※詳しくはこちらの記事を）。

 

…………

 

◇ 2024 世界選手権最新情報

大会公式サイトの他、

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もチェックしてください。

 

◇ 2024 9ボール世界選手権関連記事

6/6　大井、ベスト64進出！ Day3

6/5　大井敗者最終へ。吉岡敗戦。Day2

6/4　大井黒星発進、敗者側へ。Day1

6/2　組み合わせ確定

6/1　出場128名確定

5/25　大井直幸と吉岡正登が出場

5/20　プール最高峰の賞金3900万円！ 賞金&フォーマット確定

2/13　6月サウジアラビア開催決定　賞金総額1億5千万円×10年契約

 

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