〈BD〉ゴーストが2度目の優勝! 『9ボール世界選手権』 in サウジアラビア閉幕

© 2024 WNT.
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↑決勝戦、ヒルヒルの最終ラック

 

 

6日間、128名の戦いを制し、

破格の優勝賞金3,900万円と

栄誉あるタイトルを手にしたのは、

フェダー・ゴースト(アメリカ)でした。

2度目の世界制覇です。

 

…………

 

大会史上初めての

サウジアラビア・ジッダ開催となった

『9ボール世界選手権』。

 

日本時間8日夜〜9日早朝にかけて

準決勝〜決勝戦が行われました。

 

ベスト64から、

A・アリ(イラク)、

張玉龍(台湾)、

C・メリング(イギリス)、

A・ラガ(フィリピン)を倒して

勝ち上がって来たゴーストは、

 

準決勝で

W・シェブチックに11-8で勝利。

中盤、7-7まで鍔迫り合い。

最後に抜け出しました。

 

15ラック先取で行われた決勝戦で

ゴーストはE・カチ(アルバニア)と対戦。

 

同世代の9ボール世界王者(2019年)

vs 10ボール世界王者(2021年、2023年)

の戦いとなったこの決勝戦。

 

互いに重圧を感じさせない

高精度なプレーを披露する中、

序盤から優位に試合を進めたのはゴースト。

8-3と最大5点差を付けてリード。

 

そのまま中盤〜終盤へと進み、

ゴーストが13-9と、優勝にあと2点と

迫りますが、カチも表情を変えず

ひたひたと追い掛けていき、

ゴーストの2番セーフティを

空クッション2-9コンビで攻略して

13-13の同点に。

 

続く第27ラックはカチがマスワリで

逆転リーチ(14-13)。

 

第28ラックのカチのブレイクはノーイン。

ゴースト取り切りでヒルヒルに。

 

優勝3900万円/準優勝1560万円と、

「1ラック2300万円勝負」

となったラストラック。

 

ゴーストはブレイクで1番を入れるも、

取り出しの2番は見えず、

プッシュアウト。カチはパス。

ここから2番を巡る攻防を挟み、

3番でカチがセーフティに行きますが、

なんと手球がスクラッチ。

 

フリーボールを得たゴーストが

3番から取り切って15-14で勝利。

 

2019年以来、2度目の優勝を飾りました。

 

大会初戦で敗れ、敗者側から

数々の苦闘を乗り越えてきたゴースト。

どんな場面、環境、展開、テーブルでも

最大のパフォーマンスを発揮しようとする

その強靭なメンタリティが

全てのショットに現れていました。

まさにチャンピオンのプレーでした。

 

「信じられない気持ちだ。テーブルも展開もタフだった。絶対に諦めず、大会を通して何が起ころうがベストのパフォーマンスを発揮することにフォーカスした。この優勝は本当に特別なものだ」(ゴースト)

 

優勝:フェダー・ゴースト(アメリカ)

2位:エクレント・カチ(アルバニア)

3位:ヨハン・チュア(フィリピン)、ボイチェフ・シェブチック(ポーランド)

 

※日本選手(大井直幸&吉岡正登)の

戦績はこちら

 

…………

 

◇ トーナメント表やライブスコアは

WNT.公式ライブスコアサイトで。こちら

(要アカウント作成。無料)

 

◇ ライブ配信(※日本からの視聴): 

T1=Matchroom Pool YouTubeチャンネル(無料)

T2=Matchroom Multi Sport YouTubeチャンネル(無料)

TTV=matchroom.live(有料) ※日本のDAZNでも視聴可

 

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◯ 9ボール世界選手権概要

 

1990年に創設された

9ボールプールで最も権威あるイベント。

2024年大会が第33回となる。

WPA公認のもと、複数の主催者に

よって開催されてきた。

2021年からはマッチルーム(WNT.)が

再び主催者に。

マッチルームによる大会グレードは

「ブルーリボン」(最上位)。

2024年から10年間サウジアラビアで

開催されることが決まっている。

大会34年の歴史の中で、

奥村健(1994年)、

高橋邦彦(1998年)、

赤狩山幸男(2011年)という

3名の日本人チャンピオンが生まれている。

 

2024年大会

開催地:サウジアラビア・ジッダ『グリーンホール』

日程:6月3日~8日(6日間)

参加:128名

方式:ダブルイリミネーションラウンド(9ラック先取)

→ 64名シングルトーナメント(11ラック先取。決勝戦は15先)。

勝者ブレイク制(9ボールオンフット、レフェリーラック、ラックシート使用、ブレイクボックス採用)

優勝賞金:25万ドル(賞金総額100万ドル)

前年度(2023年)覇者:F・サンチェスルイス(スペイン)

2023年大会記事はこちら

 

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◇ 賞金総額:100万ドル=1億5千6百万円

(※2024年5月20日の為替レート)

 

優勝:約3,900万円

準優勝:約1,560万円

3位タイ:約780万円

5位タイ:約420万円

ベスト16:約230万円

ベスト32:約110万円

ベスト64:約55万円

敗者最終:約31万円

98~128位(負け-負け):約15万円

最多マスワリ連発記録賞:約31万円

 

優勝賞金約3,900万円は

大会史上最高であり、

現存する9ボール大会での最高額です

(※詳しくはこちらの記事を)。

 

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◇ 2024 世界選手権最新情報

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もチェックしてください。

 

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5/20 プール最高峰の賞金3900万円! 賞金&フォーマット確定

2/13 6月サウジアラビア開催決定 賞金総額1億5千万円×10年契約

 

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