〈BD〉Whitten Case ジョー・ウィットン氏インタビュー。『粋』(Iki)シリーズ、限定品入荷

 

上等な本革の質感と丁寧な縫製。

ミニマルなデザイン&フォルム。

安心の保護性能……と、

プレミアム革ケースの代表格と言える存在で、

多くのプレイヤーに愛されている

『Whitten』(ウィットン)ケース。

 

そのウィットンの代表であり、

製作者であるジョー・ウィットン氏が

アメリカ・フロリダ州から来日。

 

日本の正規ディーラーである

New Artとのコラボレーションで、

『粋』(Iki)シリーズ

再び販売することになったため、

そのプロモーションを兼ねての

来日となりました。

 

そんなジョー・ウィットン氏に、

New Artの協力のもとインタビューを実施。

 

ウィットンケースのヒストリーや

ケース製作ポリシーについて聞きました。

 

…………

 

 

――ジョーさん、こんにちは。来日されるのは何回目ですか? 日本滞在を楽しんでおられますか?

 

Joe Whitten(以下、J・W):今回が3回目の日本です。初回は父とともに2001年『東京ナインボール』(1回のみ開催された1億円トーナメント)のイベントに参加するため、2回目は2016年のNew Artとのコラボイベント、『LEGADO』(ウィットンケース限定モデルの展示即売会)のために来ました。今回はNew Artの素晴らしい友人たちを訪問することが目的で、潜在的なビジネスパートナーとの会合も予定しています。今のところとても日本滞在を楽しんでいます。

 

――改めてウィットンの歴史を聞かせてください。創業はいつですか? そして、人気と支持を得た理由は何だと思いますか?

 

J・W:ウィットンは1987年に設立されました。皆さんから支持をいただけるようになったのは、「誠実であること」を心掛け、「品質」を追求し、良い「評判」を得られたからだと思います。私は約束したことは必ず実行する人間です。それで信頼関係も生まれたのだと思います。

 

――ウィットンのケースには高級感と革の質感が感じられ、独自のスタイルが確立されていると思います。創業時からこだわっていたのでしょうか?

 

J・W:そうですね。当社はキューケース市場において常に独自のスタイルを重視してきました。歴史と伝統的な外観を尊重しながら変更や改良を行ってきて、今のスタイルに行き着きました。

 

――創業から現在に至るまで、転機やエポックメイキングな出来事と言えば何を思い出しますか?

 

J・W:いくつかあります。まず、1989年にGina Cues(ジナ)から、当社のケースを独占的に使用したいという要望をもらったこと。1993年に製作拠点をフロリダに移転したこと。そして、2009年に軽量タイプのケースに移行したこと。個人的には、2012年に父が亡くなったことも大きな出来事です。父と母をより誇らしく感じるようになりました。近年では、2021年に新しい革のサプライヤーとの取り引きが始まり、さらに可能性が広がりました。

 

――ウィットンのケースは1本1本職人が手作業で作っているとのこと。一つのケースができるまでにどのぐらいの時間がかかりますか?

 

J・W:そうです。どのキューケースも最初から最後までこの私、ジョー・ウィットンが手作業で作っています。製作に掛かる時間は……ヒミツ!(笑)

 

――キューケースのデザインは誰がどのように決めていますか?

 

J・W:最終的には私が決定しますが、もととなるアイディアは「お客様からの要望」だったり、「お客様と私のやり取り」から生まれたり、「私一人で全て考案」したりとまちまちです。お気に入りのケースは「私一人で全て考案」したデザインですね(笑)。そう、今度出る『粋』(Iki)ケースはとても楽しいケースで、これも私のお気に入りです。

 

――ウィットンのケースは1本1本全てが違うのでしょうか? ベースとなるモデルがあるのでしょうか?

 

J・W:ウィットンのケースはどれも少しずつ独特です。なぜかと言うと、手作りの工法が常にユニークだからです。基本となるモデルは……3B×6Sでしょうか。このサイズが(特にアメリカでは)一番人気があると思います。

 

――今はどんな革・デザインのものが好まれていますか?

 

J・W:滑らかなトリムを施した、かすかなエンボス加工のレザーを用いたケースが人気です。SUMO(スモウ)ジッパーとトリプルステッチも好評です。

 

――近年キューケース市場に多くのメーカーが参入し、競争が激しくなっていると思います。この状況をどのように捉えていますか?

 

J・W:私はあらゆる競合ブランドを歓迎します。結局のところ、当社のケースの品質、細部へのこだわり、誠実さ、顧客サービスに匹敵するものは誰もいないと確信しています。

 

――今後どのようなキューケースを製作する予定ですか?

 

J・W:もっと手頃な価格のキューケースをより多くの人に提供するつもりです。現在その準備中です。

 

――ありがとうございました。

 

(了)

 

…………

 

さて、文中にも出てきた

『粋』(Iki)シリーズについて、

改めて少し説明を。

 

『粋』(Iki)シリーズは、

ウィットンとNew Artとの

コラボレーションで、

「和」をテーマに作られた

キューケースシリーズです。

 

以前BDでも記事にしています(※こちら)。

 

 

3B5Sの本革ハードケースで、

ベースカラーはブラック。

 

ボディの各所に、甲州(山梨県)の

伝統工芸品に用いられる

『印伝革』をあしらっています。

 

今回は、

「亀甲模様」

「唐草模様」

「コウモリ模様」の

3モデルが販売されます。

 

それぞれのケースについて詳しくは、

New Artサイト内

「ウィットン・粋」ページをご覧ください。

 

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