7月6日～16日（11日間）、
スロベニア東部の街、ポドチェトルテクで
開催されていた
今年のプール（ポケットビリヤード）
『ヨーロッパ選手権』。
多くのヨーロッパ選手達にとって
年間の活動目標の一つになっている
伝統と栄誉あるイベントです。
今年はWNT.イベントと
重なっていなかったため、
各国のトッププレイヤーが
多数出場していました。
以下、15部門の優勝・準優勝者を列記します。
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今年の大きなトピックは、
ピア・フィラー（ドイツ）が
9ボール、10ボール、14-1の
女子3冠を達成したことでしょう
（2022年に8ボールも獲っているので
女子4部門コンプリートです）。
男子に混ざってWNT.プロとしても
活躍しているピアは、
近年ヨーロッパ選手権には出て来ない
K・フィッシャー、J・オーシャン、
K・トゥカチといった欧州トップ女子
プレイヤーと肩を並べる存在になっています。
ちなみに今年、2年ぶりに欧州選手権に
出た夫のジョシュア・フィラーは
金メダルはなしで、銀1つと銅2つでした。
そして、ドイツは一昨年、昨年に引き続き、
金メダル最多国に。
今年はピアが獲得した3個と
U23男子9ボールでD・ラスコフスキが
獲得した1つを合わせて4個でした。
また、チーム戦は男女ともに
ポーランドが連覇達成。
欧州きってのビリヤード強国が
今年も層の厚さを見せました。
※より詳細な結果はEPBF公式サイトを
ご覧ください。→ こちら
※EPBF公式FBページにも情報あり → こちら
…………
◇ 男子8ボール（89名。8先。D.E→32名S.E.）
優勝：🇪🇸 F・サンチェスルイス（スペイン）
2位：🇦🇹 M・ヒー（オーストリア）
※2022年8ボール世界選手権覇者の
サンチェスルイスが、決勝戦で
2021年大会8ボール覇者のヒーを
破って8ボール初制覇。
…………
◇ 男子9ボール（91名。9先。D.E→32名S.E.）
優勝：🇦🇹 M・ヒー（オーストリア）
2位：🇩🇪 L・メン（ドイツ）
※8ボールでは準優勝だったヒーが、
ドイツの若手、メンを破って
9ボール初制覇。
…………
◇ 男子10ボール（106名。8先。D.E→64名S.E.）
優勝：🇭🇺 O・ソルノキ（ハンガリー）
2位：🇳🇱 N・フェイエン（オランダ）
※ハンガリーNo.1のソルノキが
ベテラン、フェイエンを倒して
10ボール初制覇。
…………
◇ 男子14-1（84名。100点〈ベスト8から125点〉。D.E→32名S.E.）
優勝：🇳🇱 N・フェイエン（オランダ）
2位：🇩🇪 J・フィラー（ドイツ）
※この種目で7度の優勝を誇る
フェイエンが、優勝候補の一人、
フィラーを破って8度目の優勝。
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○ 女子8ボール（47名。6先。D.E→16名S.E.）
優勝：🇸🇮 A・グラディスニク（スロベニア）
2位：🇺🇦 D・シランチュク（ウクライナ）
※過去にこの欧州選手権女子4部門で
合計4度の準優勝。
開催国、スロベニアのグラディスニクが
初の金メダルを獲得。
…………
○ 女子9ボール（47名。7先。D.E→16名S.E.）
優勝：🇩🇪 P・フィラー（ドイツ）
2位：🇵🇱 O・ザレフスカ（ポーランド）
※ピア・フィラー
（ジョシュア・フィラーの妻）が
9ボールで連覇達成。
…………
○ 女子10ボール（46名。6先。D.E→16名S.E.）
優勝：🇩🇪 P・フィラー（ドイツ）
2位：🇪🇸 M・ロペロ（スペイン）
※ピア・フィラーが10ボール初制覇。
…………
○ 女子14-1（40名。75点。D.E→16名S.E.）
優勝：🇩🇪 P・フィラー（ドイツ）
2位：🇦🇹 L・プリマス（オーストリア）
※ピア・フィラーが14-1も初制覇。
今年3冠達成。
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● 車椅子8ボール（12名。5先。D.E.→4名S.E.）
優勝：🇸🇪 H・ラーソン（スウェーデン）
2位：🇸🇮 M・ブラコビッチ（スロベニア）
※ラーソンは2022年以来6度目の8ボール制覇。
…………
● 車椅子9ボール（12名。6先。D.E.→4名S.E.）
優勝：🇫🇮 J・ターチ（フィンランド）
2位：🇮🇹 F・デルゾッポ（イタリア）
※ターチは2022年以来13度目の9ボール制覇 。
…………
● 車椅子10ボール（12名。5先。D.E.→4名S.E.）
優勝：🇵🇱 E・マラノフスキ（ポーランド）
2位：🇸🇮 M・ブラコビッチ（スロベニア）
※ポーランドのマラノフスキが
初の欧州選手権金メダル。
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☆ U23男子8ボール（28名。8先。D.E.→8名S.E.）
優勝：🇫🇮 A・セバスチャノフ（フィンランド）
2位：🇳🇴 E・ガンフロット（ノルウェー）
※ロシア出身フィンランド人の
セバスチャノフがガンフロットの
3連覇を阻んで優勝。
…………
☆ U23男子9ボール（28名。9先。D.E.→8名S.E.）
優勝：🇩🇪 D・ラスコフスキ（ドイツ）
2位：🇫🇮 A・セバスチャノフ（フィンランド）
※19歳のラスコフスキが
8ボール覇者のセバスチャノフを抑えて優勝。
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□ 男子チーム戦
（22チーム。3名1組。
8ボール・9ボール・10ボールの
シングルマッチ×3本勝負。
D.E.→ベスト8よりシングル）
優勝：🇵🇱 ポーランド（M・スニーガキ、D・マシオル、W・シェブチック）
2位：🇪🇸 スペイン（F・ディアスピサロ、F・サンチェスルイス、J・ソウト）
※ポーランドが昨年と同じメンバーで
連覇達成（優勝3度目）。
…………
□ 女子チーム戦
（13チーム。2名1組。
8ボール・9ボールの
シングルマッチ×2本勝負。
1-1の場合はシュートアウト勝負。
D.E.→ベスト4よりシングル）
優勝：🇵🇱 ポーランド（O・ザレフスカ、M・ザベク）
2位：🇩🇪 ドイツ（V・イワノフスカヤ、P・フィラー）
※ポーランドが昨年と同じペアで
連覇達成（優勝4度目）
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※2023年大会の結果記事はこちら
※2022年大会の結果記事はこちら
※2021年大会の結果記事はこちら
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