〈BD〉『第1回たまいく!! × JINカップ』のちょっと裏側

15日（月・祝）、

愛知県名古屋市の『JIN』（ジン）で行われた

招待制プロアマイベント

『第1回たまいく!! × JINカップ』。

64名・9ボールハンデ戦を制したのは、

既報の通り、山岡修二プロ（JPBA）でした。

「東海のビリヤードシーンを盛り上げたい」

「勝っても負けても丸1日楽しんでほしい」

という趣旨のもと企画された本イベント。

主催／会場の『JIN』より、

当日の雰囲気が伝わってくる写真を

たくさん提供いただきましたので、

まとめてお届けします。

『JIN』代表の神箸久貴プロ

（JPBF、元JPBA）と、

ビリヤードYouTuber、

「きんちゃんの『たまいく!!』」

のコメントもあります。

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◇ ジュニアプレイヤー8名参加

「若い世代に試合を体験してもらいたい」

という願いも込めて創られた本イベント。

今回は8名のジュニアプレイヤーが参加し、

皆、全力で大人や他のジュニア選手たちとの

試合やビリヤードを通した

コミュニケーションを楽しんでいました。

ベストジュニアを受賞したのは

新免和真選手でした（※最後の画像）。

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◇ プロは14名参加

今大会には、趣旨に賛同した

男女14名のJPBAプロが招待されました。

梶谷景美

高木まき子

山内公子

久保田知子

谷みいな

高橋邦彦

川端聡

森村雅一

稲川雄一

原口俊行

山岡修二

田代亮太

齋藤功博

神箸渓心

皆、試合でのプレーはもちろん、

実況解説やアマ・ジュニア

プレイヤーとのコミュニケーション、

アドバイスに大活躍。

C級プレイヤーは、

このプロ達の中から一人を

トランプで引いて、

「代打」で起用できるという試みも。

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◇ 協賛品がいっぱい

ビリヤード業界内外から

多数の協賛・支援が集まった今大会。

ビリヤード用品から旬のフルーツまで

ずらりと協賛品が並び、

参加者は目を輝かせていました。

また、お弁当は

無料で好きなものを選べました。

「気軽に参加できるようにエントリーフィーは無し」

だった上に、参加者へこれだけ

手厚い特典があるイベントは

他に見当たりません。

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◇ 生配信の解説は豪華プロ達の共演

ライブ配信は全試合プロの解説付きで

行われました。

さすがは歴戦のトッププロ達。

次のショットやプレイヤーの思考を

ズバリ言い当てたり、

愛あるイジリを挟んだり、

ナイスショットを一緒に喜んだりと、

配信（と会場）を大いに盛り上げていました。

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◇ たま単

参加者を飽きさせない工夫の一つが、

優勝者と2位選手を予想する「たま単」。

的中者には賞典（アマゾンギフト券）が

贈られました。

的中者がわずか2名で、賞典に余裕が

あったため、「じゃんけん大会」も開催。

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◇ 裏トーナメント開催

これも最後まで飽きさせない企画。

ベスト16までで負けてしまった

プレイヤーがその場でチームを組み、

「裏トーナメント（団体戦）」を開催。

個人戦とはまた違う熱気と笑顔がありました。

『優勝します』チーム

（馬場英寿／福本浩軒／宮本大地）が

『ウルトラソウル』チームを破って優勝。

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◇ 決勝戦は皆で観戦

メインイベントの9ボールハンデ戦の

決勝戦は、テーブルを皆で囲み、

神箸プロのテーブルサイド実況を

聞きながら観戦。

兵庫の女子アマ、中平美輪選手を

応援する声が多い中、

そのムードに負けじと（？）

山岡修二プロがナイスショットを

繰り出して勝利。

初代チャンピオンに輝きました。

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初回から成功のうちに終わった

『第1回たまいく!! × JINカップ』。

最後に、『JIN』代表の神箸久貴プロ

（JPBF、元JPBA）と、

ビリヤードYouTuber、

「きんちゃんの『たまいく!!』」に

今大会を振り返っていただきました。

■ 神箸久貴・談：

「今大会は、現在の日本のビリヤード事情、特にジュニア世代の層の薄さやエントリーフィーの高騰を疑問視して開催に至りました。将来的に日本のビリヤード業界はどのように発展していかなければならないか？　20～30年後のビリヤード業界の為に今から色んな取り組みをしないといけないと思います。小さい店で行った試合ですが、ジュニア達は試合後のインタビューで運営陣の苦労が吹き飛ぶようなコメントを残してくれました。また、帰宅後の日記には『宇宙一楽しい試合』と書き記してくれていたそうです。ビリヤード業界にはまだまだ可能性があり、発展することができると感じられた素晴らしい大会でした。今大会に携わってくださった協賛企業様・個人様をはじめ、ご参加頂いたJPBAプロ選手、最後まで会場に残り盛り上げて下さった出場者の皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます」

■ たまいく!! キンちゃん・談：

「今大会の趣旨は神箸さんがお話した通りですが、僕の中で今大会を実施したことで得られた最大の成果は、『賞賛が重要である』ということです。特に子供達は賞賛されることに慣れていません。ましてや多くの知らない大人達から賞賛され、拍手の嵐。『おおー！』という驚きの声。これらは彼らの心に、素晴らしい成功体験として刻まれていたように見えました。ビリヤードって楽しい。ビリヤードってこんなに気持ちいいんだ――そんな感覚になっていたように思います。だからこそ、1球に対して緊張感もより実感しますし、『もっと褒められたい。上手くなりたい』と思うようにもなります。これこそが、これからの若い世代のビリヤードに対する意欲に繋がるんじゃないかと思いました。つまり、そういう場を僕ら大人が増やしてあげる事が出来れば、これからのビリヤード業界の未来はより明るくなると考えます。僕にとってもこの事を体感し、気付けたのはとても大きいですし、次に繋げていきたいと思います。勝手ですが、今後のテーマは『楽しいのその先へ』みたいなものかなともイメージしています。運営の神箸家、気付かせてくれたジュニアの皆さん、本イベントに関わってくださった皆様、そして協賛企業の皆様に心より感謝申し上げます。また機会がありましたら、その際は何卒、宜しくお願い申し上げます」

（了）

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