〈BD〉DIYで生まれたカーボンジャンプキュー『Y2Jv4』by Y2 Billiard Studio。8月7日（水）20時予約受付開始

Y2Jv4の飛び感はこんな感じです😄 pic.twitter.com/HBzmpKYkKU
— DIY billiards(Y2) (@DIY_billiard) July 27, 2024

日頃ビリヤード系SNSを

チェックしている方であれば、

すでにこのジャンプキューの画像や

ジャンプ実践動画を見たことが

あると思います。

発売を心待ちにしている人もいるでしょう。

“DIYで生まれたカーボンジャンプキュー”、

『Y2Jv4』が完成しました。

製作・販売しているのは

『Y2 Billiard Studio』。

代表の加藤保広さんは、

BDにも以前何度か

“ビリヤードDIYの達人”として

様々なアイテムとともに登場しています。

加藤さんが最初のジャンプキューを

作ったのは2022年のこと

（※当時の記事はこちら）。

この初代Y2Jから、耐久性、品質、

デザインを中心に改良を重ね、

今年「Y2Jv4」が生まれました。

「v4」とある通り、第4世代にあたります。

8月7日（水）20時から

Y2Jv4の予約受付が始まります。

ご予約は以下の申し込みフォームから

https://forms.gle/D8BJkAJEUsKxrR7B7

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◇ Y2Jv4

カラー：8色。ゴールド、シルバー、ブラック、レッド、オレンジ、ブルー、スカイブルー、グリーン

全長： 121.2cm

シャフト長さ：73.5cm（タップ部分除く）

先端径：13mm

シャフト重量：約110g

タップ：Horo White Storm（日本初上陸） https://www.horotips.com/

バット長さ：39cm（ピン部分除く）

バット重量：約115g

ジョイント：ラジアルピン

エクステンション長さ：8.7cm（ピン、バンパーゴム部分除く）

エクステンション重量：62g（バンパーゴム含む）

エクステンション部ジョイント：ラジアルピン

バットキャップ材：ロゴ入りアルミ（黒）

価格：48,000円（税込）

購入・お問い合わせ：Google フォームより　https://forms.gle/D8BJkAJEUsKxrR7B7

備考：9月上旬より順次作成、納品予定。予約多数の場合は半年程度お待ちいただく可能性があります

公式ショップサイト： https://y2billiard.base.shop/ （Y2Jv4は予約分が終了次第こちらで販売予定）

X：@DIY_Billliard

Y2Jv4はシャフト、バットともに

カーボンファイバー製の

フルカーボンジャンプキュー

（エクステンションは樹脂製）。

バットのジョイント部とエンド部、

そして、エクステンションのエンド部に

カラーリングが入れられています。

Y2 Billiard Studioでは、

専門の工場からカーボンパイプを仕入れて加工し、

そこに3Dプリンタで作ったパーツ類や

タップ、ジョイントピンなどを組み込んで

完成させています。

以前紹介した初代Y2Jと比べても、

デザインやディテールの完成度が高く、

言われなければDIYでできたキューとは

気付かない人もいるでしょう。

それでいて、市販のカーボン

ジャンプキューに比べると

かなり抑えた価格設定が目を引きます。

「もともとの商品コンセプトとして、

昨今の円安や価格上昇に抗うべく、

価格を抑えて高性能なキューを

提供したいという思いがありました」

（加藤さん）

もちろん従来のモデルから性能も向上。

「軽やかに飛び、狙った場所にポジションできるキュー」

を目指して、パーツの選定や

構造の改善が進められました。

日本初上陸となるタップ、

Horo Tipsの『White Storm』を標準装備し、

スピン量が従来よりアップしています。

すでにY2Jv4を使っている

複数のプロとアマチュアプレイヤー達からは

「飛びやすく、スピンがかかりやすい」

と性能面を高く評価する声が

挙がっているとのこと。

シンプルなデザイン、

フルカーボン、

飛ばしやすさ、

スピンのかけやすさ、

安価な価格。

こういった条件で

ジャンプキューを探している方は、

Y2Jv4をぜひ検討してください。

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最後に、Y2 Billiard Studioの

加藤さんにY2Jv4誕生までの経緯と

特徴をお聞きしました。

――ジャンプキューを作ろうと思った理由を改めて教えてください。

加藤：昨今、ITツールが充実し、部品や素材が気軽に発注できるようになっていますので、カーボンのキューであれば自分でも作れるのではないかと思ったのがきっかけです。

――どの部分からY2Jv4を作り始めたのでしょうか。

加藤：シャフト先端径を13mmに変更することは最初に決まりました。これはスピンをかけやすくするためです。そして、現在の形になるまでにウェイトバランスやジョイントパーツを変えて試作を数回実施しましたが、バランスが良く振りやすいのがこの形でした。最終段階でタップをどうするかを悩みましたが、コストが上がっても性能を重視したかったので、スピン性能に優れているHoroタップを採用しました。

――Horoは初めて耳にしました。

加藤：Horoのジャンプ用タップのWhite Stormは日本円4,000円程度と高額ですが、Horoの方と話をするなかで、ハンドメイド作品に共感いただき、お値打ちに購入することができました。Horoもハンドメイドでタップ製作をしているブランドです。このような人とのつながりが増えるのもDIYをする上での楽しみの一つでもありますし、DIYを通じて今後も少しでもビリヤードに貢献できればと思っています。

――どんな方向性のジャンプキューを目指していたのでしょうか。

加藤：試合で勝つための1つの要素として「ジャンプショットの精度」はますます重要になっていると思います。ただ手球を飛ばしてセーフを取るだけではなく、的球を入れて、ポジションもしっかり取ることが求められるようになりました。Y2Jv4はそれを目指して作ったキューです。具体的には、飛びやすく手球が暴れにくく、スピンがかけやすいキューです。

――外観は黒基調で落ち着いたデザインですね。

加藤：シンプルかつ品がある感じを意識しました。「Y2」のロゴは目立ち過ぎないようにしています。個人的には、エクステンションのネジ部分の普段見えないところにカラーパーツを使っている点がお気に入りです。

――イメージしているY2Jv4ユーザー像とは？

加藤：もちろん初心者の方でも飛ばしやすく楽しめるキューですが、特に試合に参加される中～上級者の方に使っていただきたいと思っています。ジャンプしてポジションもしっかり出せれば、取り切る率も上がると思いますし、勝率の向上にも繋がると思います。

――これまで数々のビリヤード用品をDIYで作ってこられてきましたが、キュー作りはまた違う体験だったでしょうか？　

加藤：キュー作りは性能と精度がシビアだと思います。また、以前ブレイクキューを作った際にどうやって強度を確保するかという点でかなり苦労しました。今回のY2Jv4はその経験が活かされたキューだと思います。

（了）

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Y2 Billiard Studio（加藤さん）のビリヤード用品DIY企画：

◆ 2022年8月「カーボンジャンプキューを自作！　『Y2-J』（初代）」

◆ 2022年4月「タップシェイパー、R10 + C」

◆ 2021年8月「3Dプリンタも活用。エクステンションの作り方」