〈BD〉最新にして入門編!? 『BIZEN V』(ビゼンファイブ)8月20日発売! 土方隼斗が語る特徴と使用感

 

打感・パワー・キレを兼ね備えた

牛革積層タップを製作している国産ブランド、

BIZEN TIP』(ビゼンタップ)。

 

デビュー4周年を迎える8月20日。

新タップの販売が始まります。

 

名前は『BIZEN V』(ビゼンファイブ)。

 

もちろん今回も牛革積層ですが、

ポケット用の初代『BIZEN TIP』

(ウッドシャフト用

&カーボンシャフト用。

現在はともに在庫なし)とは、

革の種類と色が異なります。

 

どんなコンセプト・特徴を持った

タップなのか見ていきましょう。

 

BIZENプロスタッフの

国内トッププロ、土方隼斗プロの

インプレッションもお届けします。

 

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◇ BIZEN V(ビゼンファイブ)

 

 

寸法:直径15mm/高さ6~7mm

積層枚数:11枚~12枚

材質:牛革(薄め)

硬度バリエーション:なし(1種類)

発売日:8月20日

価格:3,630円(税込)

使用中のプロ:D・オルコロ(フィリピン)、土方隼斗(JPBA)、平口結貴(JPBA)、肥田緒里恵(JPBF)

購入:公式サイトおよび販売協力ビリヤード場にて https://bizen.store/ 

 

 

焼き菓子のような色合いと

天面の「BIZEN TIP」の刻印が

特徴的なBIZEN V(以下『V』)

 

使われている革はキャロム用タップ、

『BIZEN TIP Ⅲ』と同じもの。

他のBIZENタップと同じく、

「真空結合」製法で作られています。

 

初代BIZENと『Ⅲ』は、

かつての極上の牛革一枚革タップの

打感・音・性能を現代に

蘇らせようという考えで作ったタップ。

それだけに今の感覚からすると

尖った性格・性質も持っています。

 

今回の『V』は、

BIZEN開発者・苫野裕さんによると

「総合力の高さ」が特徴の一つ。

より万人向けなBIZENが

生まれたと言ってもいいでしょう。

 

「『V』は、

BIZENらしさは継承していますが、

打感はよりマイルドになっていて、

性能もバランスよく仕上げられた

優等生的なタップです」(苫野氏)

 

また、初代BIZENはある程度

撞き締まってから本領を発揮する

「育成が必要なタップ」でしたが、

『V』は付け替えた瞬間から

ベストパフォーマンスを

発揮できるように作られています。

 

さらに、初代BIZENは

旋盤では取り付けができないですが

(※旋盤の利用はメーカー非推奨)、

『V』は旋盤での取り付けOKです。

 

「色々な意味で

『V』は最新にして入門編ですね。

本来なら一番最初に出すべきもの

だったかもしれません(笑)」(苫野氏)

 

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約1年前から『V』を使用。

トーナメントでも結果を出している

日本トッププロの土方隼斗プロに、

『V』の使用感や、その前に愛用していた

初代BIZEN TIP カーボンシャフト用との

違いについて、教えてもらいました。

 

 

――いつから『V』を使っていますか?

 

土方:試作品を使わせていただいたのは結構前で、1年ぐらい前から試合でも使っていました。『全日本選手権』(11月。土方プロ準優勝)の時は『V』だったはずです。今年優勝した2試合(1月『関西オープン』、5月『全日本14-1』)は『V』です。

 

――『V』の第一印象は?

 

土方:もともとBIZENのタップはどれも打感が良くて、パワー・キレがかなりあるので、『V』がさらに格段に性能がアップしているかと言うとそうは感じませんでした。ただ、安定性というか、付けた瞬間からの使いやすさで言うと『V』が一番です。付け替えた瞬間から好印象で、始めから完成された状態のタップだなと思いました。

 

――そこが土方プロが前に使っていた初代BIZEN TIP・カーボンシャフト用との違いですか。

 

土方:そうですね。初代BIZENカーボン用は、僕自身もそう感じますが、『撞き込むと良くなって行くタップ』と言われることが多いですよね。始めのうちは少し側面が膨らむこともあります。一方で、『V』は最初からどなたでも親しみやすいと思います。

 

――打感はどうでしょう?

 

土方:打感を比べると……初代BIZENカーボン用の方が若干弾力性を感じるかな。特に付けたては柔らかさを感じます。締まってくるとしっかり感が出てきて、撞くと澄んだ感じの良い音がします。僕は3年ぐらい愛用してたのもあって、この初代BIZENカーボン用の打感・音に馴染んでますね。一方、『V』は少し硬めというか、最初から締まっているように感じられます。そもそも革が違うので硬さの種類が少し違う気もしますけど。

 

――性能面はいかがでしょう。

 

土方:さっき言った通りですが、今までのBIZENの性能が相当良かったので、そこを『V』がさらに越えて行っているという感覚はないです。ただ、劣っているところも全くありません。初代BIZENカーボン用と同じぐらいパワーもキレもあるし、食い付きもすごくいいです。

 

――むしろ3年ぐらい前、初めてBIZENを付けた時はかなりのインパクトがあった?

 

土方:ありました。パワーとキレが増したおかげで全体的にショット力が上がったのは間違いないです。例えば、引ける距離が増えたりしました。僕は基本的に上げられる能力は上げたい派なので、シャフトをカーボン(MIKI 『IGNITE』)に変えた時とタップをBIZENに変えた時は大きなインパクトがありましたね。たしかに新(さら)ラシャの台などではそこまでのパワーやキレは求められない時もあります。でも、それなら腕で加減すればいいという考えです。逆に限界値を上げるってなかなかできることじゃないですから。

 

――最後に『V』に興味を持っている人へ一言。

 

土方:『V』は、BIZENの高い性能を取り付けてすぐ楽しめる完成度の高いタップです。今までBIZENを試したことのある方も初めての方も、ぜひBIZEN入門タップとして試してみてほしいです。そして、BIZENの打感や性能に興味を持ったら、今は製作が追い付いてないものもありますが、そこから他のBIZENタップも試してもらいたいですね。『V』発売日の8月20日(火)の夜に『あつまれ☆ビリヤード』チャンネルで「BIZEN TIP 4周年記念ライブ配信」を行います。僕と平口結貴プロ、他にもBIZENプロスタッフが出るかもしれません。プレゼント企画もあります。そちらでもBIZENタップについて色々な話をしますので、ぜひご覧ください。

 

(了)

 

近日、BIZEN V記事第2弾を

お届けします。

 

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