〈BD〉ビリヤード漫画『ミドリノバショ』単行本第8巻、小学館より9月11日発売！　作者・岡Qさんインタビュー

 

小学館の漫画アプリ『マンガワン』で

連載中のビリヤードヒロイン漫画、

 

『ミドリノバショ』（by 岡Q）の第8巻が、

9月11日（水）に発売

（※電子版も同時発売。

※地域によっては発売日が異なる場合もあります）。

 

最年少世界制覇を目指し、

関東で武者修行を続ける『チーム翠』。

 

遠征の最後に対戦した宮内謙人は、

スキルが高いだけでなく、

ゲームメイクやメンタル面の

駆け引きにも長けた難敵だった。

 

土俵際まで追い込まれた翠だったが、

己を鼓舞し、自分で追撃の糸口を

見付けていく。

 

決戦を終えた翠は郷里・京都に戻り、

近隣のビリヤード場の対抗戦へ向かう。

 

急成長を続ける翠の姿を

ぜひ単行本でお楽しみください。

 

…………

 

裏少年サンデーコミックス

ミドリノバショ 8

 

著：岡Ｑ

発売日：2024年9月11日 ※電子版も同時発売 ※地域によっては発売日が異なる場合もあります

定価：紙版770円（税込）、電子版759円（税込）

ISBN：9784098535996

判型／頁：B6判／192 頁

発行：小学館

※小学館公式サイトの単行本紹介ページはこちら（←ここから予約注文もできます）

 

小学館公式サイトより部分引用：

 

目指すは最年少世界王者！ 翠、爆進中！

 

翠は、大病を患う大好きな祖父のため、ポケットビリヤード史上〈最年少の世界王者〉を目指し、コーチの菅、サポーターの民生とともに全国遠征中。

 

ついに、神奈川遠征の最終決戦！

アメリカ帰りの強敵・謙人に翠が繰り出した「掟破りの荒技」とは!?

 

全国遠征を全て終えた翠は、地元のビリヤード場同士が誇りを懸けて戦う団体戦に参戦。

 

そんな彼女へ最大の壁・世界チャンピオンの存在が迫っていたーー。

 

…………

 

1～7巻発売時と同じく、

作者・岡Qさんのインタビューをお届けします。

 

 

――第8巻の発売が9月11日に決まりました。

 

岡Q：2019年12月30日に連載をスタートした『ミドリノバショ』も丸5年に迫る勢いです。これらはひとえにご愛読、また応援を続けてくださっている皆様のお陰です。いつも本当にありがとうございます。

 

――8巻は新章（Part2）の3巻目にあたります。

 

岡Q：まず最初に皆さんにお伝えしたいのは、当作品は次巻・第9巻をもって完結いたします。最終巻を迎えるにあたり、この第8巻はこれまで進めてきた物語やキャラクターたちが一つの大きな結末へ向かい始める大変重要な巻です。第6巻から始まったPart2で、翠たちはチームでの全国遠征を始め、世界王者を目指すための力を着々と蓄えつつあります。8巻の前半部分では、その全国遠征中でも最大の強敵といえる宮内謙人（ケント）と繰り広げた死闘の結末が描かれています。

 

――翠はこれまでにないスタイルの戦いを強いられ苦しんでいました。

 

岡Q：トッププロを父親に持ち、ビリヤードの英才教育を受け、米国での修羅場をも経験した謙人は、高い基礎能力に加え、勝利への強い執念、そして手段を選ばない狡猾さなども併せ持った、翠が最も苦手とするタイプのプレイヤーです。しかし、終盤戦で追い詰められた翠が放つ奇想天外なショットにより試合は一気に決着へ向かいます。8巻の前半で楽しんでいただきたいのはスリリングなゲーム展開はもとより、試合の決着と同時に急激に変化し始める「謙人と父・謙二朗の関係性」や「対戦相手の翠への感情」などです。それらが、いかなる結末を迎えるのかを見届けていただけたら幸いです。

 

――宮内謙人戦の後、翠は地元・京都に戻ります。

 

岡Q：第8巻の後半部分には、遠征を終えた後一旦チーム活動を休止した翠のビリヤードライフも描かれています。全国遠征を経た翠は元々の武器であった高いショット技術だけでなく、勝負の駆け引き、心理戦、アウェーでの対応力までもを身に付け、より一層実力を上げています。そんな化け物じみた実力を持つ翠を、平均的なアマチュアプレイヤー目線で見た場合、その姿は一体どのように映るのだろう？　というのが後半の物語のテーマになっています。一般のプレイヤーがもし翠のような少女に突如ビリヤード場で出会ったら、どんな事件が起こるのだろうと想像しながら楽しんでいただける物語になっていると思います。

 

――今回も単行本ならではの特典・オマケもあるのでしょうか？

 

岡Q：これまでと同様、本編192ページのボリュームにプラスして、オマケ要素が満載です。連載期間中に掲載されたすべての『ちょい足し』と『オマケ漫画』。それに加えて、好評の『各話ごとの岡Q’sコメンタリー（著者コメンタリー）』『巻末企画コラム』『カバー折返しのカラーイラスト』などが掲載された、盛りだくさんの内容になっています。

 

――さきほど冒頭で「次巻・第9巻をもって完結」という話が出ました。

 

岡Q：ええ、第9巻で全てのキャラクターたちにとっての物語が一応の結末を迎えます。それはキャラクターたちの長い人生（または余生）の中の一里塚に過ぎませんが、その先も続く彼、彼女たちの人生に思いを馳せるに足る確かな足跡です。現段階では著者の私にさえ、物語がいかなる結末を迎えるのか明確にはイメージできていません。ただ、物語の結末を迎えた時のキャラクターたちの表情や感情、読者の皆さんが抱くであろう気持ちなどは揺るぎないイメージとして固まっています。私も読者の皆さんと同様にこの物語の結末を楽しみにしている一人に過ぎないのです。

 

――わかりました。最後に読者にメッセージを。

 

岡Q：『ミドリノバショ』を描いているのは私ですが、その構想段階では多くの現実のプレイヤーたちの人生が着想に関わっています。プロの活躍などはもちろん、アマチュアプレイヤーの方々がSNSなどで日々発信し続ける想いや事実などに触れ、また新たな『ミドリノバショ』の物語が生み出されていきます。着想は個々の出来事だけでなく、個人のちょっとした感想、顔つき、服装、ニックネームなどあらゆる情報や情景から得ています。もはやそれなしでは物語は作り得ません。『ミドリノバショ』は架空の物語・フィクションです。しかし、描かれている物語は完全な絵空事などではありません。誰もがいつしか感じたことのある感情であり、どこかで出会ったことがある人々なのです。『ミドリノバショ』はビリヤードを愛する人々の物語であり、読者の皆さん一人一人の物語でもあるのです。可能であるなら最後まで読んで共感していただけると大変嬉しいです。

 

（了）

 

…………

 

関連記事：

 

※作者・岡Qさんの単行本刊行直前インタビュー

7巻発売時

6巻発売時

5巻発売時

4巻発売時

3巻発売時

2巻発売時

1巻発売時

 

※『ミドリノバショ』の連載決定までの

ヒストリーと、作者・岡Qさんの

コメントはこちらから。

 

※以前、岡QさんとBDで作った

「ビリヤードサムライ」LINEスタンプはこちら

 

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