〈BD〉第3弾・親子で学ぶ『Experience Billiards!~ビリヤードを体験しよう!~』&『親子ペアトーナメント』 in BAGUS 道玄坂店のちょっと裏側

 

9月23日(月・祝)、

東京・渋谷の『BAGUS 道玄坂店』で

3回目となる『Experience Billiards!』

(エクスペリエンス ビリヤード、

略して「えくぺり」)が開催されました。

 

これはバグースが主催する

親子向けビリヤード体験イベント。

また、その後に続けて初の試みとなる

『親子ペアトーナメント』も開催。

 

その模様をレポートします。

 

…………

 

◇ 会場は『BAGUS 道玄坂店』。19組43名が参加

 

 

会場は過去2回と同じく

『BAGUS 道玄坂店』。

 

定員は「20組」でしたが、

申し込みがとても多く、

キャンセル待ちが7組いたとのこと。

 

過去2回開催して

「えくぺり」が認知されてきていること、

そして、子供向け・親子向けの

ビリヤードレッスンを受けられる場を

求めている人が一定数いることが

伝わってきます。

 

参加者の多くは「えくぺり」を

バグース公式サイト・SNS・アプリや、

バグース店舗スタッフから直接聞いて

知ったとのことでした。

 

当日は1組キャンセルが発生し、

19組43名の親子が参加。

そのうち今回が完全にビリヤード

初体験だという子供は全体の約3割。

 

あとの7割の子供は一度以上は

ビリヤードをした経験があり、

「プレー経験5回未満」が約2割、

「プレー経験5回以上」が約5割でした。

 

子供たちの年齢は6歳から15歳。

台上に手が届かない子供たちのために

踏み台が用意されていて、

ハウスキューまたはハウスキューを

改造したショートキューが貸し出されて

いたのはこれまでと同じです。

 

さらに今回は、イベント後半で行う

『ビリヤード検定チャレンジ』の課題を

図示したリーフレットと、そこに貼る

スコアシールも配られました。

 

インストラクターは5名。

画像左から、西尾祐・大屋亜梨須・

土師理恵子・榎本純久・東條紘典。

 

そして、バグーススタッフが複数名、

レッスンのサポート役を務めていました。

 

…………

 

◇ 前半はレッスン&プラクティスタイム

 

 

「えくぺり」は午前10時スタートで、

はじめの1時間が『グループレッスン』、

後半1時間が『ビリヤード検定チャレンジ』

という2部構成。

 

まず、チーフインストラクターの西尾祐プロが

全参加者に向けて、用具の説明、

キューの握り方、ブリッジやフォームの作り方、

手球の撞き方といった基礎をレクチャー。

 

それから参加者は各テーブルに分かれて

実践タイム。基本ショットの練習をします。

 

今回が完全なビリヤードデビューだった

約3割の子供たちは、

上手く手球の中心を捉えられず、

カシュッ!! とミスキューをして、

「あれっ?」と首をひねっていました。

 

ですが、5分後ぐらいに

再びそのテーブルの様子を見てみると、

短い距離の真っすぐの

的球を入れて「やったー!」と笑っています。

 

いつもながら子供たちの吸収スピードには

驚くばかりですが、

子供にも伝わる表現を使いながら

手取り足取り優しく指導する

インストラクターがいてこそでしょう。

どんなことでもそうですが、

物事を始める時に「教えるプロ」が

そばにいることの大事さを感じます。

 

ちなみに、19組の親子の中で

リピート参加をしていたのは4組。

 

この4組は「えくぺり」の雰囲気や進行、

ビリヤードのショットにも慣れている様子で、

角度のある球(フリの付いた的球)も

テンポよくシュートしていました。

 

 

インストラクター・土師理恵子・談:

 

「私は今回初めてインストラクターとして参加しました。想像通りでしたが、子供達は少しのアドバイスですぐ上手くなりますし、上達が早かったですね。そしてなにより、2時間ずっと楽しんでくれていたのが嬉しかったです。私は普段からビギナーレッスンをやっていますので、教え方などで困ることはありませんが、とにかくわかりやすく伝えることが大事だと思っています。例えば手球のことを『白い球』と言ったり。まず楽しんでもらうことが第一です」

 

…………

 

◇ 後半はビリヤード検定にチャレンジ

 

 

「えくぺり」の後半は、

親子で10個のショット課題に挑戦する

『ビリヤード検定チャレンジ』。

 

手球だけを真っ直ぐ撞く

「ストレートショット」や

「バンキング」などのシンプルなショットから、

ストップショット、カットショット、

3レールキック、サイドバンクなど、

的球を入れるのに基礎力と経験が

必要なものまで、難易度には幅があります。

 

完全なビギナー、しかもまだ

ストロークパワーのない小さな子供たちには

難しい課題もありますが、子供たちは

失敗してもひたむきに挑戦し続けています。

 

それだけに成功した時の弾けるような笑顔や

ちょっと得意げな表情、

踊るようなガッツポースが

きらきらと輝いて見えます。

パパママとのハイタッチシーンなんて感動物です。

 

外れても「まだやる~」の繰り返しで、

規定の試技回数(3回)を越えて撞いている

子供もいたりしますが(もちろん

記録としてはそれはノーカウントですが)、

あまりに楽しそうに熱中しているので、

周りも目くじらを立てることはありません。

 

ほんの1、2時間前、

ビリヤード未経験だった子供や

レッスンを受けたことのない子供が、

この短時間ですっかりプレイヤーのような

構えと顔つきで的球を狙うまでになっています。

 

毎回感心するのがこの子供たちの変わりよう。

これからもビリヤードをやってほしいと

強く願わずにはいられません。

 

 

……ということで、

今回もあっというまに2時間が経過。

最後に前回と同じくインストラクター陣が

トリックショットを披露して、

第3回「えくぺり」はお開きとなりました。

 

ここで2組の親子の感想を。

 

Mさん8歳(初参加):

「今日は楽しかったです。一番は角度のある球です。入ったら楽しいけど、外れたら悔しいみたいな(笑)。またやりたいです」

 

Mさんパパ:

「娘は今日が5回目ぐらいのビリヤード。ビリヤードサイトの記事を見て『こんなのあるんだ。連れて行きたいな』と思ってました。今日はインストラクターが娘にコツを教えてくださったので、これから一緒に練習したいですね」

 

Nさん6歳(初参加):

「(ショットは)あまり覚えてないけど、ビリヤード、楽しかったです」

 

Nさんパパ:

「今まで複合施設で何回か一緒にやりました。ビリヤードサイトの記事を見て内容に興味を持って初めて参加しました。6歳だとまだそんなにちゃんと撞けないですけど、娘も楽しんでいたようなので良かったです」

 

…………

 

◇ 午後は初開催の『親子ペアトーナメント』

 

 

「えくぺり」が終わった1時間後、

13時から『親子ペアトーナメント』が

開催されました。

場所は同じく『BAGUS 道玄坂店』。

 

参加したのは10組の親子。

「えくぺり」からそのまま参加した

親子もいれば、

このトーナメントのみ参加した

親子もいました。

 

トーナメントは

「スピード8ボール」という種目の

1ラック先取方式で行われ、

親子1ショット交代制でプレー。

 

スピード8ボールは、

ポケットビリヤードの定番種目の一つである

8ボールの簡易版と言っていいゲーム。

 

通常15個使うボールを9個に減らし

(ローボール4つ/ハイボール4つ/8番ボール)、

一般的な8ボールのルールで進めます。

 

予選はダブルイリミネーションで行い、

4組を選出。そして、決勝ラウンドは

シングルトーナメントで準決勝からスタート。

 

「えくぺり」から参加し、

親子揃って高いショット力を見せていた

森安ペアが決勝戦で中島ペアを破り、

初代チャンピオンに輝きました。

 

右:優勝の森安ペア、左:準優勝の中島ペア
右:優勝の森安ペア、左:準優勝の中島ペア

 

森安とうやくん7歳:

「今日は試合での優勝も嬉しかったけど、レッスンがとても楽しかったです。一番はセンターショット。入った時気持ちよかったです」

 

森安パパ:

「息子はビリヤードを始めてもうすぐ1年。私は特に教えていなくて、好きなようにやってもらってます。初めてこのイベントに出ましたが、親子で一緒に楽しめて良かったです」

 

ーーーーーー

 

10組の中には試合経験ゼロの親子や、

8ボールをやったことのない親子もいましたが、

1ラックプレーしてみて流れを掴んだ様子。

 

連続で親→子、あるいは子→親と

的球を入れて行くペアマッチらしい

シーンもたびたび見られ、

当の親子も周囲の人達も盛り上がりました。

 

レッスン(「えくぺり」)だけでは

体感できない競技ビリヤードの魅力や

勝利の喜び・敗戦の悔しさを、

凝縮して味わえた2時間だったのでは

ないかと思います。

 

最後にチーフインストラクターの

西尾祐プロから、「えくぺり」と

「ペアトーナメント」について

コメントをいただきました。

 

 

チーフインストラクター西尾祐プロ・談:

 

「『えくぺり』にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。まだまだ十分ではありませんが、第1回・第2回で見えた課題も少しずつ改善され、内容的にもより良いイベントになっていると思います。そして、今回は初めて『親子ペアトーナメント』も開催し、10組の親子が参加してくださいました(※12組エントリー。2組当日キャンセル)。参加された方々は試合ならではの面白さや緊張感も体験されたのではないかと思います。

 

おかげさまで『えくぺり』は今回が第3回。『キッズビリヤードキャンペーン』ともども少しずつ皆さんに知っていただけるようになり、好意的な反応・反響も多くいただき、良い流れが生まれてきているのを感じます。今回はキャンセル待ちが7組出ていました。興味を持っておられる方が多くいらっしゃることを実感しています。

 

前回(第2回)の『えくぺり』で上手く撞けずに涙を流していたお子さんがおられましたが、その後バグースに何度も来られて楽しそうに撞いています。そんな姿を見ていると、『えくぺり』や『キッズビリヤードキャンペーン』を続けてきた甲斐があったと感じます。未来のビリヤード界のための投資と考え、今後も継続していきます。次回(第4回)『えくぺり』は来年3月頃を予定しています。皆様のご参加をお待ちしております」

 

(了)

 

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