〈BD〉初代王者はアジア。MVPはヤップ。『レイズカップ』

© 2024 WNT.
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◇ 総合スコア

アジア 11-6 ヨーロッパ

※アジア優勝

 

◇ Day4結果

アジア 2-3 ヨーロッパ

 

M13:チュア 4-5 アルカイデ

M14:ズン&柯 5-3 クラウス&サンチェスルイス

M15:ビアド 3-5 ショウ

M16:ズン 2-5 ショウ

M17:ヤップ 5-1 サンチェスルイス

 

ーーーーーー

 

マッチルームが主催する

ヨーロッパ vs アジアの

9ボール対抗戦、『第1回 レイズカップ』。

 

昨日18日に最終日(Day4)の

競技が行われ、

19日1時すぎに勝敗が決しました。

 

初代王者に輝いたのはアジアでした。

 

前日(Day3)終了時の総合スコアは、

アジア 9-3 ヨーロッパ。

 

アジアが優勝まであと2勝に

迫ったところから始まった最終日。

 

M13シングルスは

ヨーロッパのアルカイデが

アジアのチュアに辛勝。

意地で1ポイントを返します

(総合スコア4-9)。

 

M14ダブルスは

ズン&柯のアジアペアが、

クラウス&サンチェスルイスの

欧州ペアを破り、総合スコアを

10-4として優勝に王手。

 

後がないヨーロッパは、

チームリーダーのショウを

M15とM16のシングルスに

2戦続けて投入。

開き直ったように見えるショウが、

ファスト&アグレッシブなビリヤードで

ビアドとズンを連破して

総合スコアを6-10に。

 

“ショウ個人軍”の力でスコア差を縮め、

会場を盛り上げたヨーロッパでしたが、

流れをアジアに引き戻したのは

チーム最年少のヤップでした。

 

M17シングルスに投入されたヤップは、

勝負際のプレッシャーをものともせず

高精度なプレーを披露して、

個人実績的には格上である

ヨーロッパのサンチェスルイスに

5-1で完勝。

 

総合スコア11-6でアジアが

レイズカップ初代覇者に輝きました。

 

大会MVPは、

ダブルス3勝・シングルス2勝を挙げ、

無敗だったヤップが獲得しています。

 

Day2とDay3で

アジアにみるみる差を付けられ、

劣勢に立たされたヨーロッパでしたが、

Day4はアルカイデとショウが

見せ場を作り、総合スコア的にも

「惨敗」を免れるところまで

立て直しました。

 

ここまでアジアがリードするとは

BDは思っていませんでした。

今回の結果・総合スコアが、

そのままアジア/ヨーロッパの

実力を表しているかどうかについては

なんとも言えません。

 

ただ、配信画面に表示されていた

スタッツを見ると、多くの試合で

シュート率はアジアが上。

単純にミスの少ない方が勝った

という見方もできると思います。

 

両チームの実力と力関係を

より正確に把握するためにも、

できればまた来年も

アジア vs ヨーロッパを見てみたいです。

 

話は変わりますが、

今回残念だったのは観戦客の少なさ。

Day1〜Day3は控えめに言っても

ガラガラでした。

 

フィリピンのビリヤードメディアが

発信していた内容を見る限りでは、

プロモーション不足や

チケット販売サイトの不備、

それに平日夜開催だったこと

(終わるのは25時〜26時頃)など、

複数の要因が重なっていたようです。

 

最終日は、

テーブル裏のメインスタンド席には

引きの映像で十分に画作りが

できる程度にはお客さんが入っていて、

声援や拍手もしっかりと聞こえ、

それなりに形になっていたと思います。

 

それでも世界に名だたるプール強国・

フィリピンならもっと動員できるはず。

今から来年が楽しみです。

 

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◇ ヨーロッパメンバー

 

エクレント・カチ(アルバニア)

ミッキー・クラウス(デンマーク) 

ジェイソン・ショウ(イギリス) 

フランシスコ・サンチェスルイス(スペイン)

ダビド・アルカイデ(スペイン) 

 

……

 

◇ アジアメンバー

 

アロイシウス・ヤップ(シンガポール)

ヨハン・チュア(フィリピン)

柯秉逸(台湾)

カルロ・ビアド(フィリピン)

ズンクォックホアン(ベトナム)

 

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◇ レイズカップ概要

 

2024年10月に初開催される

アジア vs ヨーロッパの9ボール対抗戦。

 

フィリピンが生んだ

プール(ポケットビリヤード)の

レジェンドである「ザ・マジシャン」

エフレン・レイズの名を冠している。

  

第1回大会は10月15日~18日に

フィリピンの首都・マニラで開催。

 

大会フォーマットは、

30回の歴史を誇る大人気の欧米対抗戦、

『モスコーニカップ』をベースにしている。

 

・5対5の団体戦

・テーブルは1台

・11マッチ先取(最大21マッチ)

・全マッチ、9ボール・5ラック先取

・ブレイクは交互

Day1〜Day3のオープニングは5対5のチームマッチ

シングルスとダブルスが混在

 

選手選考もモスコーニカップ

同様の形で行われる。

 

WNT.(ワールドナインボールツアー)

ランキングの上位3名と

ワイルドカード(チームキャプテン推薦)2名、

合わせて5名が選ばれる。

 

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◇ レイズカップ関連記事

 

10/18 アジア、リード広げる。Day3終了

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4/26 レイズカップ初開催決定

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