【北陸オープン】
— 小西さみあ❄️Samia (@SammyStrOoOke) October 20, 2024
優勝できました🏆✨
富山駅内の広い特設会場でプレーできたこと、大会関係者の皆様が全力で用意してくださった試合。
本当に感謝でいっぱいです☺️
ありがとうございます🎱🙏
引き続き頑張らせていただきますので、今後もよろしくお願いいたします💪😆 pic.twitter.com/A3JgSrpk52
20日の『北陸オープン』女子の部で優勝。
今季3勝目を挙げた小西さみあの
談話をお届けします。
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――初めて北陸オープンで優勝を飾りました。率直なお気持ちを。
小西:とっても嬉しいです。特に北陸オープンはこれまでの最高がベスト16でした。なので念願の特設会場に進出し、さらに優勝できてより熱い気持ちがあります。
――決勝日のJR富山駅新幹線改札前イベントスペースの雰囲気、環境はいかがでしたか?
小西:想像以上の良さが詰まってました! 試合以外の体験や実況スペースなども展開でき、さらに通行の方々の通り道も充分余裕がありました。改札前ということで、一般の方にもたくさん目にしていただけたと思います。実際に自分も待ち時間で観戦していた時も、「え、ビリヤードの大会?」「ミスなしで取り切ったよ! すごい」と観戦者の声も聞こえてきました。選手控室も屋内と屋外に設けてくださっていました。寒くないようにカイロなどもご用意くださったりと、スタッフの方々のお気遣いもとても暖かかったです。
――決勝日のテーブルコンディションはいわゆる特設会場のコンディションでしたか? 穴幅やラシャに対応はできましたか?
小西:はい、そう思います。穴幅はボール2個ぴったりほどで、お天気にも恵まれ、撞きやすいコンディションだったかと思います。新ラシャで気を付けるショットの仕方を意識して臨めたので、対応できていた方かと思います。ラシャは『シモニス #860』と聞いていたので、平(ひら)が軽すぎないラシャだったのも個人的に好みでした。
――2日間のプレー内容についてはどんな自己評価を?
小西:決勝戦以外はほぼ競ることなく、自分のゲームに持って行けたかなと思います。予選からブレイクが安定していたため、3連マスがあったり、1試合に2~4回マスワリ出せたりと相手に回すターンが少なかったかと思います。準決勝~決勝戦と、日が暮れて寒くなるにつれて体が強張ってブレイクに力が入ってしまっていたなと終わってから気付き、反省しましたが、全体を通して冷静にビリヤードできたなと良い自己評価です。
――勝因は? これまで小西プロは「メンタルの安定」をよく挙げておられます。今回もそこが良かったのでしょうか?
小西:そうですね、やはりメンタルの安定は大きかったと思います。自分は起伏が多くならない方が安定を保てるようなので、アップダウンしそうな時に頭の中で整理して冷静さをキープできたかなと。加えて今大会に挑むまでに、手球の捉え方に注目して練習してきたこともプラスになりました。ちなみに、シャフトはMEZZ『WX700』に戻しています。MEZZ『WX-Σ』と『WX-Σs』を使用していた時に学んだことも活かせてきていると思います。
――反対に、今回見えた課題や反省点は?
小西:まずはセーフティを始めとしたショットの精度の低さです。「ここでバッチリ隠してファウルを取りたい」という時、成功し切れてないことが多かったと思います。ネクストもまだまだで、シュートに頼っているところがあるので、どんなコンディションでももっと対応できるように努めたいです。あとは単純に体調管理です。今年は特にその大切さを感じるので、バランスを考えて日々健康に過ごせるようにしたいです。
――決勝戦は互いの緊張感も感じられ、展開的にもしびれる接戦になりました。どんな精神状態でしたか?
小西:自分自身のことだけに集中することに一番に努めていました。決勝戦まで来られたのだから、あとは自分のできることを最大限やり切ろうと。2日間の疲れも出る最後の試合だと思っていたので、頭を働かせることをやめないよう心掛けました。どれだけしんどくても頭を回せていれば、体は付いてきてくれると思っていました。
――相手に5-3とリードされたところから3連取で逆転リーチ。終盤の心境や、自分に言い聞かせていたこととは?
小西:待ってる間は焦らないよう、「次に回って来たらこう撞こう」というイメージをずっとしていました。あの時はどれだけ待って冷えても準備ができていたかと思います。あとはとにかく自分のプレーができるよう、1球ごと大事に撞けたかなと思います。
――ヒルヒル(6-6)で迎えた最終第13ラック。相手の1番セーフティがオープンとなり、そこから小西プロが取り切りました。思ったように撞けましたか?
小西:あそこでターンが回って来たのはラッキーでした。本来はその前のラックを取り切って7-5で勝ち切らないといけないなと思っていたので(※小西プロが4番でミス)。全然、相手のマスワリ上がりで負けることもあったと思います。そういう心境だったので、意外と前向きに1番から臨むことができました。けれど勝ち急がないよう、楽になりたい気持ちを抑えて丁寧にやり切れたと思います。
――プロキャリアで初めて年間3勝を挙げました。自己記録を更新した喜びや達成感は?
小西:『大阪クイーンズオープン』と『全日本女子プロツアー第3戦』で連勝できた時もそうですが、なかなか実感が湧きません…(笑)。応援してくださる方々に言ってもらえたり、今こうして【年間3勝】の文字を見てじわじわと嬉しさを感じています。先輩プロ達を見ていてまだまだ未熟だと感じるばかりですし、学ぶことがたくさんあります。成長した部分は認めながら次に進んでいきたいと思います。
――今年はあとは『10ボール世界選手権』と『全日本選手権』の2大会。どんな準備をして臨みたいと思っていますか?
小西:10ボールの世界選手権は初めてなので、とても楽しみにしています。競技の中でも10ボールはお気に入りでもあります。『PBS』主催大会独自の「シュートアウト」(同点になった時の規定配置でのシュート勝負)やショートセットマッチなど、まだ慣れないことばかりですが、自分のプレーができるように頑張りたいです。『全日本選手権』は、今年最後の試合になると思うので悔いのないプレーで勝ち進めたら嬉しいです。どちらにしても最大限できることをやり切ってこれたらいいなと思っています。
――最後に、応援してくれた方、大会関係者などへ一言。
小西:いつも応援してくださる皆様、スポンサー様方、普段練習してくださる選手の方々、心より感謝申し上げます。挫けそうな時の皆様の暖かいお言葉・サポートは本当に支えになっております。おかげで頑張ることができています! そして、今大会関係者の皆様、自分には想像ができないほどの大変さだったことと思います。ビリヤードのためを思っての大会準備、素敵な会場での開催、本当にありがとうございます。選手ができる最大のパフォーマンスで恩返しできるよう、今後も全力でプレーさせていただきます。また来年も開催できることを願っております。改めて皆様ありがとうございました! これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。
(了)
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Samia Konishi
1994年1月18日生、東京都出身・在住
JPBA52期生(2018年よりプロ)
2019年『全日本女子プロツアー第1戦』優勝
2023年『関西レディースオープン』優勝
2023年『東海レディースグランプリ』優勝
2024年『大阪クイーンズオープン』優勝
2024年『全日本女子プロツアー第3戦』優勝
2024年『北陸オープン』優勝
他、入賞多数
アマ時代:
2008年『世界ジュニア選手権 女子の部』銀メダル、
『全日本アマチュアナインボール選手権』優勝2回、
『アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』連覇
など、優勝・入賞多数
所属店:『Trigger』(千葉)
スポンサー:日勝亭、Brunswick、肉球会
◇ 2024 JPBA女子シーズン:
1月『関西レディースオープン』(栗林美幸/夕川景子)
2月『全日本女子プロツアー第1戦 in 東京 たまや』(村松さくら/山内公子)
3月『全日本女子プロツアー第2戦 in 愛知 春岡クラブⅡ』(河原千尋/佐藤麻子)
4月『関東レディースオープン』(河原千尋/久保田知子)
5月『大阪クイーンズオープン』(小西さみあ/河原千尋)
6月『全日本女子プロツアー第3戦 in BAGUS川崎店』(小西さみあ/奥田玲生)
7月『東海レディースオープン』(青木知枝/谷みいな)
7月『全日本女子プロツアー第4戦 in 佐賀 session』(栗林美幸/河原千尋)
9月『ジャパンオープン』(王婉菱(台湾)/柳信美(台湾))
9月『京都レディースオープン』(河原千尋/青木知枝)
10月『北陸オープン』(小西さみあ/村松さくら)
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