WNT.(マッチルーム)が主催する、
欧米9ボール対抗戦
『Mosconi Cup』(モスコーニカップ)。
今年は11月30日~12月3日(4日間)、
フロリダ州のホテル
『カリブロイヤルオーランド』で開催です。
昨日7日、両チームの第5枠
(ワイルドカード枠=キャプテン推薦)が
発表され、今年のラインナップが
完成しました。
ヨーロッパは10月の『レイズカップ』と
全く同じ布陣になっています。
→ マッチルームサイトニュースページはこちら
2024 USA:
スカイラー・ウッドワード(10回目) プレイングキャプテン/ワイルドカードより
フェダー・ゴースト(欧1/米2回目) ランキングより
シェーン・バンボーニング(18回目) ランキングより ※歴代最多
タイラー・スタイアー(6回目) ランキングより
ビリー・ソープ(5回目) ワイルドカードより
2024 EURO:
ジェイソン・ショウ(9回目。スコットランド) プレイングキャプテン/ワイルドカードより
エクレント・カチ(5回目。アルバニア) ランキングより
ダビド・アルカイデ(6回目・スペイン) J・フィラーの辞退によりランキングから繰り上がり
ミッキー・クラウス(初。デンマーク) ランキングより
フランシスコ・サンチェスルイス(3回目。スペイン) ワイルドカードより
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近年、モスコーニカップのメンバー選考は、
アメリカ、ヨーロッパそれぞれの
用いて決定しています。
このランキングで上位3名に入ると、
自動的にメンバー入り決定。
残る2枠がワイルドカード
(キャプテン推薦)です。
ウッドワードとショウが、両チームの
プレイングキャプテンとしていち早く選出
(※決めたのは主催のマッチルーム)。
結局ウッドワードもショウも
ランキング上位3名に入れなかったため、
ワイルドカードを1枠使うことに。
残る1枠の行方に注目が集まるなか、
アメリカはB・ソープ、
ヨーロッパはF・サンチェスルイスに
決定したという流れです。
両軍合わせて10名のうち、
今年がモスコーニデビューの選手は
M・クラウスただ一人。
一方、S・バンボーニングは
今回のメンバー入りが「18回目」。
欧米合わせて最多出場記録を更新しています。
WNT Statement on Joshua Filler: 🔗 https://t.co/EbpifQnvI8 pic.twitter.com/daniW0Qa4l
— Matchroom Pool (@MatchroomPool) November 4, 2024
なお、マッチルームが
11/5に発表していましたが、
本来ヨーロッパチームには、
ランキングからJ・フィラーが
入る予定でした。
しかし、フィラーは出場辞退。
その代役として、D・アルカイデが
繰り上がり出場です。
フィラーは、昨年から続くWNT.とWPAの、
「大会の公認/非公認問題に端を発する関係分断」に
巻き込まれた格好です。
フィラーは今年夏、
他のWNT.トッププロら数名と
足並みを揃えてWNT.支持の姿勢を
一旦は見せたものの、
その後WPA寄りに見える行動を
取っていたことから、「辞退勧奨」、
つまりマッチルームから辞退するように
言われたのではいかと推察されます。
フィラーは10月の『レイズカップ』も
一度はメンバーに選出されたものの「辞退」。
この時の内幕は明かされていませんが、
少なくとも今回は、マッチルームの
発表文の記述を見る限りでは、
辞退することをフィラーに勧めた
のだろうと思います。
世界トップの実力者と言われるJ・フィラーを
世界的に注目されるマッチルームの
2つのカップ戦で見られないのは
単純に残念なことです。
ーーーーーー
◆ 2024モスコーニカップ概要:
(モスコーニカップ)は、
9ボールで行う、5対5の
ヨーロッパ vs アメリカの対抗戦。
今年(2024年)で31回目。
プール(ポケットビリヤード)界で
最も興行として成功している
TVイベントで、
TVテーブル1台のみで、
シングル戦とダブルスマッチの
ショートゲームを順々にこなしていく。
会場は年ごとに異なり、
基本はアメリカとヨーロッパで
交互に開催される。
2024年はフロリダの
『カリブロイヤルオーランド』。
2024年の日程は11月30日~12月3日。
4日間で最大21マッチを行い、
先に11マッチを取った方が勝利。
全マッチ、9ボールの5ラック先取。
交互ブレイク
(9ボールオンフットラック。
レフェリーラック。
トライアングルラック使用。
マッチルーム式ブレイクボックス採用)
2023年大会はヨーロッパが
アメリカを総合スコア11-3でくだし、
2020年、2021年、2022年に続く
4年連続の優勝を飾った。
→ 2023年結果記事はこちら
通算成績は、
ヨーロッパ16勝・アメリカ13勝・引き分け1回と
ヨーロッパが3つ勝ち越している。
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◆ モスコーニカップ最新情報:
公式サイトはこちら
マッチルーム(主催者)の
◆ モスコーニカップ関連記事:
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