2024年10月に刊行された
『レジャー白書2024』によると、
「2023年に日本国内で1回以上
ビリヤードをした人」の数(参加人口)は、
推計でおよそ「150万人」でした。
前年(2022年)の調査から
約10万人増えました。
…………
国内の「ビリヤード競技人口」を
調査・発表しているメディア・機関・
個人はなく、調べる手段もありません。
ですが、年1回発行の『レジャー白書』
(公益社団法人・日本生産性本部発行)では、
あくまで競技人口ではなく
「参加人口」という形ですが、
余暇実態の調査種目のひとつ
(全108種目)として
ビリヤードも扱っています。
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2024年10月に
最新刊の『2024年版』が発刊。
※集計データは2023年のもの
レジャー白書には、
様々なスポーツ・ホビー・レジャーに
「1年に一度以上参加した人数」
(参加人口)の推計値が出ています。
インターネット調査で
毎年約3,000サンプルを対象として
個人の余暇活動の実態を調べ、
推計人口を出すというやり方を
長年継続しています
(今年は有効回答数3,303)。
母数が少ないので、
特にマイナースポーツの数値は
実態からの乖離・振れ幅が大きいです。
※BDもここに記されている数字を
参考程度にしか考えていません。
ちなみに、
2023年の参加人口Top 5のレジャーは、
1:国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」/4,740万人
2:外食(日常的なものはのぞく)/3,820万人
3:動画鑑賞(レンタル、配信を含む)/3,600万人
4:読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての)/3,540万人
5:音楽鑑賞(配信、CD、レコード、テープ、FMなど)/3,360万人
コロナ禍が収束に向かうに伴って
復調していた国内観光旅行が
2022年に続く2年連続の首位に。
2023年の余暇市場は約71兆円で、
前年比13.4%アップ。
これはコロナ禍前の2019年比で
98.5%の水準まで戻っているとのこと。
前置きが長くなりましたが、
本書から2023年のビリヤードに
まつわるデータを抜粋してお届けします。
…………
■2023年ビリヤード参加人口:
およそ「150万人」
2023年に
「1回でもビリヤードをした人」の
推計値です(実測値ではありません)。
昨年から10万人アップ。
ただ、もともとこの調査の精度は
(特にマイナーなレジャー・スポーツでは)
高くないと思っていますので、
10万人は誤差の範囲内でしょう。
繰り返しますが、これは、
遊びかスポーツかは関係なく、
『年に1回以上やった人』の数です。
競技層の実態を反映したデータ
(「競技人口」)ではありません。
大型アミューズメント施設などで
遊びでビリヤードに触れている人達、
いわゆる「ライトユーザー層」を
イメージすると良いでしょう。
2003年からの
ビリヤードの年間参加人口の推移は
以下のようになっています。
2003年 670万人
2004年 670万人
2005年 710万人
2006年 550万人
2007年 530万人
2008年 530万人
2009年 920万人
2010年 830万人
2011年 370万人
2012年 460万人
2013年 330万人
2014年 500万人
2015年 280万人
2016年 230万人
2017年 270万人
2018年 270万人
2019年 260万人
2020年 180万人
2021年 210万人
2022年 140万人
2023年 150万人←New !!
トップ画像はこれをグラフ化したものです。
…………
2023年の他のビリヤードデータも
見ていきましょう。
■参加率:1.5%
※全回答者の中でビリヤードを
年に1回以上やった人の割合。
参考までにカラオケで「20.2%」。
※この参加率(1.5%)に、
余暇活動が出来る15歳~79歳人口
(9,740万人)を掛け合わせて、
参加人口を推計しています。
■年間平均活動回数:11.4回
■年間平均費用:15,100円
=1回当たり費用:1,320円
※用具代は含まず、プレーフィーのみ
BDを定期的に見てくださっている
熱心なビリヤードプレイヤー・ファンの
皆さんは、年間費用も活動回数も
上記の数値とは桁違いのはずです。
…………
以下、補足データです。
国内のビリヤードテーブル設置施設
(ビリヤード専門店だけでなく、
総合アミューズメント施設含む)の数は、
『ビリヤード場ガイド』を
運営しているビリヲカさん調べでは、
1年前時点の「約1,556軒」から
わずかに減って
「約1,553軒」だろうとのこと。
「専門店と複合店の比率も前年と
ほぼ変わらずという感触です」
とのことです。
……ということで、以上、
「『レジャー白書』に見る
2023年ビリヤード参加人口」でした。
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